1月26日、英国経済専門誌『エコノミスト』の調査部門、The Economist's Intelligence Unitが「世界の安全な都市指標」 (Safe Cities Index 2015)と題し、
専用ハブサイト、
メインレポート(PDF)、
プレスリリース等などを一挙公開。世界の主要50都市を対象に、治安、インフラ、デジタル化、暮らしやすさや健康等など、4カテゴリー、計40以上の評価項目からなる総合ランキング(Overall ranking)を発表し、なんと、第1位は日本の東京!!!
2位シンガポールを挟んで、大阪が3位!!! 日本から調査対象の50都市内に選ばれたのはこの2都市だけですが、大阪より安全な都市は日本国内に他にもたくさんありますので、日本の圧勝って感じ。
特筆すべきは、ランキング表右端の人口のデータ。東京も大阪も
10m+で、1,000万人超という意味。
特に30位以降に顕著に表れてます通り、一般的に、人口が多い大都市になればなるほど治安の悪化、インフラの不備、生活や環境の問題などがゴロゴロと出てくるもので、どうしても比較的人口の少ない中・小規模の都市ほどランキング上位に入りやすくなる傾向があるんですけど、そんなハンデを軽く吹っ飛ばして、東京1位、大阪3位は世界の常識を覆すミラクルな結果と言えるでしょう。
ちなみにニューヨークは第10位。アメリカの都市では、唯一のトップ10入りとなる最高位。つまり、総合評価で見た場合、今、アメリカで最も安全な主要都市はニューヨークなんですよー。そして、
人口データ10m+(1,000万人超)の都市だけ比べると、なーんとニューヨークは東京、大阪に続いて世界で第3位!!!。世界の常識から外れたミラクル安全な日本の都市を除けば、今、ニューヨークは世界で1位、最も安全!!!
そうなんです。人口1,000万人超の世界の大都市の中では、実は、今のニューヨークって一番治安がいいって言うんですよ。へぇー、すごい。もう結構前からニューヨークは昔よりもずっと安全になりました・・・とかお伝えしてきましたけど、ここまでとは正直ビックリ。
ちょっと信じられないほどの激変が起こったということで、Safe Cities Indexは治安だけじゃなく総合的な都市の安全評価なのに、 この調査をまとめた公式
インフォグラフィクスに、わざわざニューヨークの治安が改善したことを示すサンプル・データ(1990年の2262から2013年に335へ殺人率が激減、他にもっと今のニューヨークの安全性を示す良いデータありそうな気がしますけど、まぁ、いいや)も掲載してます。
以下、その掲載箇所。ご参考まで。
〔ご参考〕
・
http://safecities.economist.com/:公式hub
・
http://safecities.economist.com/wp-content/uploads/2015/01/EIU_Safe_Cities_Index_2015_white_paper-1.pdf:メインレポート(PDF)
長くなるので省きましたが、地味に興味深かったのが、各都市ごとの『平均余命』(記事冒頭に挙げたランキング表内にある"Life Expectancy")のデータです。南アフリカのヨハネスブルグとかごく一部の例外を除いて、結構、世界のどこの都市でも平均余命ってだいたい70代後半から80代になってるんですね。
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