前回に続いて空中公園ハイラインから。ついに第三区間が完成したこの公園を語るうえで忘れちゃいけないのが民間NPO「フレンズ・オブ・ハイライン」（
Friends of The High Line）の存在。寄付金やグッズ販売からの収益金やボランティア活動によって、廃墟だった列車の高架を公園に変える夢のような都市再開発プロジェクトを実現し、現在も、維持管理を担当してるんです。
ハイライン上の17から8丁目間には、ご覧のような市民からの支援を象徴する「フレンズ・オブ・ハイライン」の各種グッズを売るお店も。
日本の感覚からすると、こうした大規模な都市再開発プロジェクトは主に国や自治体による公共事業とか、大企業による営利目的の不動産投資の一環と思いがちですが、ニューヨークの場合、そうじゃありません。みんなで少しずつ協力し、助け合い、より多くの人々の生活の質や幸福を向上させよう・・・という多種多様の活動が無数に展開してまして、このハイラインもその1つ、というワケです。
だからこそ、この空中公園には特別な意味があると言って良いでしょう。そういう意味も含め、学ぶべきことが沢山あると思います。
市民の意見を反映し、グッズもお洒落で実用的なものが多め
地図も
バッジとかお土産にどうぞ〔ご参考〕
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www.thehighline.org：公式
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http://www.thehighline.org/about：組織の紹介ページ
〔関連過去ログ〕
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ニューヨークに空中公園ハイラインがついにオープン！[2009-06-12]
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ニューヨークの空中公園ハイライン、第二区間オープン！[2011-06-17]
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ニューヨークの空中公園ハイライン、ついに第三区間オープン!!![2014-10-04]
これまで何度も指摘してますが、ニューヨークには「より多くの人々を幸せにしよう」というもの（＝公共の利益を目的にしたもの）がいっぱい。特に、あの9･11のWTCテロからこの街を復興させようというみんなの思いをいたるところで強く感じます。そんな雰囲気を体感したい多くの方々が世界中からこの街へと引き寄せられ、ここ10年ほど観光客数は毎年史上最高記録を更新。また、今春、「実は、知的な賢者ほど他人を信頼する?!」（他人を信頼する人は健康状態も良く生活に対する満足度や幸福感が強く知的レベルが高い）などという研究論文も注目を集めたりしてまして、本当にいろいろと学ぶことが多いです。
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