いかにもニューヨークらしい光景を1つ。上の写真は、老舗スーパー
「ゼイバーズ」(Zabar's)のレジ前の様子。拡大コピーしたウォール・ストリート・ジャーナルの記事と記事に掲載された写真がどーんと吊るされてます。こんな風にスーパーのレジ前に新聞記事が吊るされるなんて、日本では、たぶん、なかなか見かけない光景でしょう。ニューヨークでも、珍しいことだと思います。
いったい何の記事かと思ったら、10月にNYの街角で
アート・プロジェクトを展開したBanksy(バンクシー)さんについての好意的な
記事。日本の
舞妓さんのグラフィティも話題になったあのバンクシーさんです。
この記事では、ゲリラ的なグラフィティは現在ニューヨークでは禁止されているため、バンクシーさんはお尋ね者になっていたけど、ニューヨーク市民は彼の作品を見つけても警察に通報せず作品を保護していたこととか、売上げが慈善団体の寄付になるスリフト・ショップの
ハウジングワークス(Housing Works)にバンクシーさんが寄付した絵は、オークションで$615,000 (1ドル=100円換算で6,150万円)で売れた・・・など等、バンクシーさんをまるで「現代版ねずみ小僧」みたいに取り上げてまして、ゼイバーズもそんなバンクシーを応援するという意味なのでしょう。
お尋ね者を応援することになっちゃうので、レジ前に吊るされたこの記事周辺にハッキリとそうは書いてませんけどね。でも、だからこそ、後からなんだかじわじわとくる、ニューヨークらしい光景だなぁと思います。
〔関連過去ログ〕
・
NYの街角でBanksy(バンクシー)さんがアート・プロジェクト展開中
・
NYの街角グラフィティ・アートに日本の舞妓さん?!
スーパーのレジ前に、街角アーティストを応援する意図で新聞記事の拡大コピーが登場してるっていうの、なんだかいいですよね。
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