ニューヨークの地下鉄車内で、非常に興味深い広告を発見。市の教育課(Department of Education)が出したもので、なにやら、来年1月から市内にある70,000ヵ所の幼稚園をインターネット上の1つのウェブサイト”
Kindergarten Connect”で結びつけ、様々な情報公開や入園申請手続きなどをオンライン化するのだとか・・・。すごい!!! 今や完全なインターネット時代ですし、こうした改革は、必ずコスト削減や利便性の向上につながる気がします。
これもきっと、2011年1月に
弱冠27歳でニューヨーク市の『初代チーフ・デジタル・オフィサー』(Chief Digital Officer)に大抜擢され、次々に怒涛のデジタル化・IT化改革を打ち出している
あのレイチェルさんのお陰なのでしょう。
素晴らしいです。今、待機児童が大きな社会問題になっている日本にもこういうウェブサイトを取り入れてみたらいいのに?とか、もう取り入れてるのかな?等と疑問に思って軽く調べてみたら、その前にもっと大変な問題が・・・。上述のとおり、ニューヨーク市内には幼稚園が70,000ヵ所あるそうですが、皆さん、東京都にある幼稚園の数っていくつくらいかご存知ですか?
なんと、
1,042ヵ所(※東京都総務局調べ 平成24年5月1日現在)?!
ニューヨーク市の約70分の1って、これ本当??? ビックリして飲もうとしてたコーヒー噴き出しました。そりゃ待機児童が社会問題になるのも当然ですよね。
ニューヨーク市(州じゃありません市です)の子どもの数が東京都の70倍なわけないですし、幼いお子さんを育てているお母さんたちはただでさえいろいろと大変なのに、本当になんでこんな状況になってるんでしょう。 もしかして何かの規制が原因? そうだとしたら、毎日、毎日、頑張っている子育て世代のお母さんやお父さんたちを苦しめる規制なんて、そんなの存在する意義まったくないと思うんですけど・・・。
【追記】厳密には、待機児童は保育所(Nursery School)に入れない0~2歳児ですが、今回は"Kindergarten Connect"にちなんで、また格差も70倍とかなり大きく、NY側の数値が明示されているため、NYと東京都の幼稚園数の比較から待機児童問題に触れてみました。なお、保育所は、NY側の数値が不明のうえ、それ以前にNYでは文化的に古くからナニー(nanny)やベビーシッター等の子育てカルチャーがかなり普及してまして、日本との単純比較は難しいです。ただし、格差70倍の幼稚園数から勘案しても、東京NY間の子育て環境には相当大きな違いがあると推察されます。
〔ご参考〕
・
Schools Chancellor Dennis Walcott Announces “Kindergarten Connect” – A Transformative Enrollment Process for Kindergarten Admissions:市の教育課の公式発表
っていうか、幼稚園数が70,000(NY市)対1,000(東京都)とかになってて、東京都のお役人さんたちが不思議に思わないのが不思議。民間出身の東京都知事の猪瀬さんが70,000(NY市)対1,000(東京都)をどう思うか、ご見解をぜひ聞きたいです。
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