祝2020年東京オリンピック開催決定!!! 2009年に行われた2016年のオリンピック開催地発表で、東京はブラジルのリオデジャネイロにあっさり敗れましたが、今回はイスタンブール、マドリードの最終ライバル候補に圧勝。1回目の投票からライバルにほぼダブルスコア勝ちし、イスタンブールとの最終投票でも60対36。東京が、誰からも反論の出る余地のない圧倒的な強さを見せました。
ロゲ会長の発表直前にイスタンブールと東京のプレゼン映像が流されまして、いずれも素晴らしい内容でした。
ただ、都市の魅力を伝えるプレゼン映像という意味では、今年の東京はめちゃめちゃラッキー。なぜなら、今夏は、まるで日本や日本文化のプロモーション映像じゃないかと思えるハリウッドの大作SF映画が2本(
「パシフィック・リム」 と
「ウルヴァリン」 )、全米&全世界公開され、どちらもかなりヒットしてるんです。全世界公開ですから、投票権を持つ方々の国でも、これらの映画のシーンを含むCMがテレビで放送されたりニュースで取り上げられることもあるでしょう。
この圧勝の背景には、直接的または間接的に、これらの映画の影響もあったのかも???
投票に映画の影響がまったくなかったとしても、ハリウッド映画は巨額の制作費をかけて作ってますので、ある程度、事前にヒットする見込みがなければ作れません。
それにも関わらず、短期間に、日本や日本文化をクローズアップしたまったく別のハリウッド大作映画が続々と公開された(実は本当はもう1本、キアヌ・リーブスさんや真田広之さんらご出演の「47RONIN」が今春公開予定でしたが、クリスマスに先送りになってます)ってことは、
全米&全世界の人々がそういう映画を見たがっている=日本や日本文化に対する興味や関心が極めて高い 、ということでしょう。
いずれにしても、それだけ日本は世界から注目されていると考えて良いと思います。
今後、東京オリンピックの準備を進める中で、「世界の人々が日本の東京について、どういうイメージや期待を持っているのか?」を認識することは、間違いなく極めて重要になっていくと思いますので、ご参考になる映画を2つご紹介しておきますね。
2003年のベスト作品との評判で多数の映画賞を総なめにし、アカデミー賞でも主要4部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞)にノミネートされ脚本賞を受賞したソフィア・コッポラ監督の
『ロスト・イン・トランスレーション』(Lost in Translation) と、日本でロケを行い、週末興行成績全米1位、そして"Travelogue - Japan"の映画ジャンル歴代1位に輝いた上述の
「ウルヴァリン」 (これから日本で公開予定です)が、ご参考になりますよ。
【追記】
思い出しました。以前『
きゃりーぱみゅぱみゅさんが海外でヒットしてる理由 』の中でご紹介してます、アメリカ人歌手兼ファッション・デザイナーのグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)さんのファッション・ブランド、「ハラジュク・ミニ」のテレビCMも、海外から日本がどのように見られているかを知るご参考資料にどうぞ。日本人が考える日本のイメージとは大違いで興味深いです。
Tokyo to host 2020 Olympic Games
By CNN Staff
東京2020国際招致PRフィルム/
Tokyo 2020 International Promotion Film :
Tomorrow begins (2013.7)
『ロスト・イン・トランスレーション』(Lost in Translation) と「ウルヴァリン」 くらいは、東京の五輪関係者の方々は最低限見ておかないとダメな気がします。見てない人(相手の期待やニーズが分かってない人)は企画会議に参加させない方が良いかも? そのくらい日本国内で普通に暮らしている日本人と海外の外国の方々が考える日本の魅力やイメージにはだいぶ違いがあります。
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