いつの間にやらニューヨークでは日本のラーメンがすっかり定着。以前、お伝えしたように、
Gothamistの「NYの二日酔いに最適な食事」(The Best Hangover Foods In New York City)という元旦の記事に
Naruto Ramenのたんたん麺がピックされたりしてますが、今度は、雑誌タイムアウトNY(TimeOut NY)の最新号「安くて美味しい食事」特集号に、日本のラーメンの
記事がどーん!!!
冒頭の写真の通り、目次ページからアート、フィルムと並んでラーメン(笑)。記事は見開き2ページで、8つの「ラーメン・スタイル」(Ramen Style)を、それぞれのスタイルのオススメのラーメン屋さんのラーメンの写真とともに紹介するという内容です。
日本人には「ラーメン・スタイルっていったい何???」って感じですが、主に味のこと。塩、醤油、とんこつ、味噌がビッグ・フォー(Big Four)と呼ばれ、そのまま英語でShio、Shoyu、Tonkotsu、Misoで通じるっぽいです。さらにマイナーなバラエティに、あぶらそば、混ぜ麺、たんたん麺、つけ麺も・・・。
このような日本のラーメンを取り上げる記事は、タイムアウトのようなメジャーなローカル雑誌にも、最近、頻繁に掲載されるようになりました。雑誌NYマガジン(NY Magazine)も、2013年のベストオブNY賞に
「ラーメン部門」(Ramen Gets Even Hotter)を設るようになりましたし。
あと、今週金曜日の28日18:30~19:30には、日本の外務省の下部組織である国際交流基金(Japan Foundation New York)が、日本クラブで日本のラーメンのイベント(
Ramen, a Japanese noodle soup)も開催予定。今やニューヨークでは「ラーメン」が日本政府の民間外交の武器にまでなってるっぽいです。
このイベントでは、NY大学から歴史家のジョージ・ソルト(George Solt)助教授を招き、なぜ日本でラーメン文化がこんなにも人気になったのかについてお話頂けるのだとか・・・。へぇー、ラーメン評論家とかじゃないんですね。しかも、一風堂2号店オープン後で日本のラーメンの話題がメディアに取り上げられてるタイミング。よく考えてあります。うーむ、さすがJapan Foundation。ニューヨークのJapan Foundationは、震災後の活動とか、結構頻繁に優れた企画を展開してて本当に素晴らしいですね。
4つのメジャーなラーメンのスタイル(味)の1つ
塩:Jin Ramen(仁)、NYマガジンの2013年ベストオブNY賞も受賞マイナーなバラエティの1つ
あぶらそば:Ramen Yebisu、NYマガジンの2013年ベストオブNY賞も受賞とんこつ:Jinya Ramen Bar(陣家)
醤油:Ganso(元祖)
味噌:Hinomaru(火の丸)
混ぜ麺:Yuji
たんたん面:Zen 6
つけ麺:Rai Rai Ken(来々軒)
〔ご参考〕
・h
ttp://www.timeout.com/newyork:タイムアウトNY公式サイト
ニューヨークのラーメン屋さんは、2004年にMinca(民家)やMomofuku Noodle Barがオープンしてから急速に人気が高まり、2008年にIppudo(一風堂)がオープンした後くらいから大ブレーク。今月、マンハッタン内2店舗目となるミッドタウン店を一風堂がオープンしたことを報じるNYタイムズ紙の記事は、一風堂を"insanely popular"(頭がおかしいくらいの人気)と紹介してるほど。今後、ますますニューヨークに日本のラーメン愛好家が増えていきそうな雰囲気です。
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