今や当たり前のように海外メディアにも登場する「アベノミクス」(Abenomics)。先日、
表紙にスーパーマンのコスプレ姿の安部さんを掲載した雑誌エコノミストの記事をご紹介しましたが、今回はNYタイムズから「日本(の復活)は仮定の話じゃなくて現実のモデルだ」(
Japan Is a Model, Not a Cautionary Tale)という興味深いオピニオン記事を1つ、備忘録も兼ねて・・・。
冒頭から、「短期的な株価のボラティリティが高まっても、アベノミクスは疑いなく正しい方向への大きな一歩だ」という内容ではじまるこの記事では、日本が素晴らしい、うらやましい・・・という、いかに日本がすごいかを示す事例のオンパレード状態になってます。
中でも気になったのが、2000年代最初の10年間では、「日本の労働者一人あたり実質GDP」(Japan’s real economic output, per member of the labor force)は米・独・英・豪よりも早く成長したという記述・・・。
一国の豊かさを表す指標は「GDP」ではなく「一人あたりGDP」であり、さらに、その「一人あたりGDP」には、全人口で実質GDPを割ったものと、労働者(働き手)だけで実質GDPを割ったものがあるから・・・とか詳しく説明を書いていくと急に難しくなり過ぎそうなので、いったん置いておかせて頂きますが、そもそもその前に、このオピニオン記事のデータってあってるんでしょうかね??? 具体的なソースが書いてないし、他の部分も謎が多い不思議な記事です。
〔ご参考〕
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Japan Is a Model, Not a Cautionary Tale[June 9, 2013, NY Times]
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