

じゃーん、これが今、ニューヨークで大ブレーク中の新しいデザート、ドミニク・アンセル(Dominique Ansel)さんが考案した「クロナッツ」(Cronuts、1つ5ドル)。クロワッサン生地のドーナッツで、クロワッサンのように外はカリッ、中はミルフィーユ状でコシのある高級ドーナツっぽいモチモチ感。生地だけでも美味しいのに、中央部にはさまれたカスタード・クリームと上部の爽やかなレモン・クリームで、味の変化も楽しめるという一品。

アンセルさんは、100年以上の歴史を持つパリの伝説「フォション」(
Fauchon)で7年、NYのミシュラン3つ星レストラン「ダニエル」(
Daniel)で6年も勤めた達人ペストリー・シェフ。2009年には業界誌「デザート・プロフェッショナル・マガジン」で「全米トップ・ペストリー・シェフ10人」にも選ばれてます。
そんな彼が、2011年11月、SOHOにオープンした小さなフレンチ・ベーカリーが、ドミニク・アンセル・ベーカリー(Dominique Ansel Bakery)。
キッチンやオーブンのスペースに限りがあるため、ここで毎日作れるパンの数には限界がありますが、達人ペストリー・シェフの味は、口コミや地元メディアを通じて評判に。特に、この「クロナッツ」(Cronuts)の人気は、ただ今、ちょっと信じられないほどすごいことになってます。

どのくらいすごいかと言うと、朝8時開店のこのお店に、朝8時に「クロナッツ」を買いに行くと売り切れ?!
毎朝、お店が開く前から長い行列ができてまして、一番先頭の人は朝6時頃から待ってるのだとか!! うそー、何ソレ? これまでのニューヨークの食べ物の中で、入手難易度最高レベルですね(笑)。
あまりに入手困難なため、 クレイグスリスト (Craigslist、地域情報コミュニティサイト)にあなたの代わりに「クロナッツ」を1つ40ドルで買ってきます・・・との投稿まで登場。定価は1つ5ドルだから8倍の値段で、5月20日に「クロナッツにブラック・マーケット誕生か?」という
ニュースに。しかも、このニュース内では、人気のため「一人6つまで」しか買えないと書いてありますが、今行くと「一人2つまで」。
どんどん人気が高まって、開店1時間前の7時過ぎから行列に並んでも売り切れだった・・・という方まであらわれたため、一人で買える数をさらに制限してるみたいですね。それでは以下、早朝の行列の様子も含めてご参考まで。
朝8時のDominique Ansel Bakery前
黄色の看板がお店の位置です
バレエ教室に通う女の子がやってきましたが・・・
クロナッツはもう売り切れでした
いろんなメディアの取材もやってきます
ようやく店内へ
クロナッツまでもう少し
クロナッツたった2個でもこんな感じの包装
ジャーン
お家に帰ってお皿に盛り付けてみました
クロワッサン生地のドーナッツ〔ご参考〕
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http://dominiqueansel.com:公式サイト
Address:
189 Spring St (bet. Sullivan St & Thompson St)
Phone:(212) 219-2773
Hours: Mon - Sat 8:00 am – 7:00 pm/ Sun 9:00 am – 7:00 pm
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えーと、あっさり買えたみたいに書いてますが、実は、このクロナッツを入手するために3回トライしてます(笑)。ヤバイです。かなりの強敵です。ぜんぜん買えなくて最終的には朝6時半から並ぶことに・・・。こんなパン屋さん、今、他にないでしょう。うちのブログのB級グルメのコーナーでは軽く100を超えるニューヨークのいろんな手軽で美味しい食べ物をご紹介してますが、その中でもこのクロナッツは入手難易度最高レベルです。
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