

昨年も夏前のこの時期に、ブルームバーグ市長が市民の肥満防止と健康促進のため、ニューヨーク市内での
砂糖入り飲料の16オンス(約473ミリリットル)より大きいカップやペットボトルの販売を禁止する条例案(いわゆる大型ソーダ禁止条例)を議会に提出し大きなニュースになりましたが、今年、NY市は、糖分の多いフルーツ・ドリンクやスポーツ飲料を控えようというキャンペーンをスタート!!!

大型ソーダ禁止条例は議会で可決されたものの、結局、裁判所から停止命令が出てうやむやになりましたが、大きな話題になった分、消費者の意識を変えるインパクトは大きく効果はあったと言われてます。
昨年6/4の地元TV局、NY1の
報道では、反対53%、賛成42%、よく分からないが6%と市民は賛成多数なのだとか。
とにかく、ソーダ、フルーツドリンク、スポーツドリンクなどの砂糖入り飲料は身体に悪いから、代わりに水や炭酸水などを飲もうっていうNY市によるキャンペーンは、今後も継続し、さらに市民の意識を変えていくかもしれません。
そうなってくると多分チャンスなのが、お茶、グリーンティー!!!
まず、アメリカのお店で売ってるペットボトルやビン入りのお茶の大多数は砂糖入り。無加糖で美味しいペットボトル入りのお茶は、米国伊藤園さんの「お~い、お茶」くらいしかありません。プロモーション次第で、伊藤園さんの一人勝ち状態になっちゃうかも???

それから、日本のテレビ番組や新聞・雑誌などで「海外でも緑茶が人気・・・」のような特集があると、きゅうすを使って日本のお茶を葉から入れる日本茶ティーパーティが流行ってるとか、
禅の影響などが報じられ、で、「人気はあるけど日本と比べるとまだまだ敷居が高い・・・」みたいなまとめられ方することもありますが、それは日本産のお茶だけ取り上げてるからで、すでに、アメリカには日本産以外のいろんな緑茶や抹茶の商品はあり、
スーパーのお茶のコーナーには日本の何倍もの種類の緑茶のティーバック(その大半は日本産じゃありません)が山ほど売ってます。
とにかく、消費者の意識が砂糖を入れない方向へ変わってくると、ティーバックやお茶の葉も、より美味しい日本のお茶を求める人が、今後、増えていくかもしれません。日本のお茶の生産者の方々にとって強力な追い風が吹きはじめました。
以下、NY市が作った糖分の多いフルーツ・ドリンクやスポーツ飲料を飲むのをやめようというCMの例。ご参考まで。
子ども向けフルーツ・ドリンク編15秒CM
10代向けスポーツ・ドリンク編15秒CM〔ご参考〕
・
www.nyc.gov/html/doh/html/living/sugarydrink-media.shtml:NY市公式サイト
最近、日本製の商品や日本文化が海外で高く評価されている・・・という内容のテレビ番組が日本でも増えてるようですね。そういう番組は、グローバル化時代のより良い日本の未来に役立つ素晴らしいものですのでもっとじゃんじゃん増やして欲しいと思うのですが、時折、現地取材VTRを見た現地の実情を知らない出演者が誤ったコメントを語り、誤報をそのまま放送してる番組も増えてきた気がします。現地取材VTRの内容は事実をちゃんと伝えていても、スタジオの出演者が誤った解釈でトークしてたら意味がありません。そのような番組出演者の方々は、事実に基づいたコメントができるようにもう少し勉強してからご出演になられた方が良い気がします。
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