米国最新ITトレンドを1つ。先日発表された全米経済研究所の依頼でスタンフォード大が行った
調査レポート(
SALES MECHANISMS IN ONLINE MARKETS: WHAT HAPPENED TO INTERNET AUCTIONS?)によりますと、近年、アメリカでは、インターネット・オークション取引数が減少トレンドにあり、最大手
eBayでは上のグラフのような激減ぶり。現在、eBayのオークション限定出品は、全体の15%しかない!?とのこと。
eBay=オークション・サイトと思いがちですが、実は、もはやアマゾンなどと同じ普通のEコマース・サイト状態なのだとか。
そう言えば、2011年に
ebayがニューヨークに出したユニークなお店も、オークションぜんぜん関係なかったですし。
でも、なんで???
米国メディアの報道には「
多くのeBayユーザーが早く買いたいと思うから」とか「
2008年に行ったサーチ・アルゴリズムの変更の影響」とか、いろいろな要因分析も報じらてますけど、ここまでの激減ぶりを説明するような要因は、現時点の報道にはイマイチ見当たらないような気がします・・・。うーむ。
なお、近年のeBay自体の業績は極めて良好に推移してまして(下記グラフ参照)、株価は、不況期以前の2004年以来の最高値。今年第一四半期の売上げは、前年同期比14%増となる37億ドル (約3700億円)に達しています。
オークション激減も業績は絶好調株価も2004年以来の最高値〔ご参考〕
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http://www.ebay.com
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SALES MECHANISMS IN ONLINE MARKETS: WHAT HAPPENED TO INTERNET AUCTIONS?:調査レポート
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インターネットオークションサイトのeBayがニューヨークにお店をオープン?!:関連過去ログ
興味深いトレンドじゃないかなと思います。もはやebayの大半の取引がオークションじゃないとなると、ブランディング上はどんな影響が出てくるのでしょう。あと、日本のネット・オークション・サイトの方では、どんな感じになってるのかちょっと気になりますね。
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