ニューヨークにはいろんな記念日ありますけど、4月18日は「ポエム・イン・ユア・ポケット・デー」(
Poem in Your Pocket day)なんですって。詩をポケットに入れる日??? へぇー、おもしろそう。これに先駆け、ただ今「NYCポエットゥイート」("
NYCPoetweet")という詩のコンテストも開催中。募集期間は4月1日~8日まで。優秀作品は、フリーペーパーの
Metro New Yorkに掲載されるそうです。
そんなコンテスト初めて聞いた・・・と思ったら、まだ今年で4回目、ブルームバーグ市長が立ち上げた、インターネット時代ならではのコンテストなんですって。
詩の募集をツイッターでおこなうため(
#nycpoetweet)、作品はすべて140文字以内なのだとか。それで「ポエットゥイート」って名前なんですね。冒頭の写真は、今回、ブルームバーグ市長が投稿した
作品。一応、以下、和訳つけときます。
We think that there is nothing sweeter
than a poem from a tweeter
maybe lunch with Derek Jeter
or Book of Mormon at the theater
私たちは、ツイッターから送る詩か、デレク・ジーター(NYヤンキースのキャプテン)と一緒に食べる昼食か、あるいは、劇場で観るブック・オブ・モルモン(2011年トニー賞で作品賞を始め9部門を制した人気ミュージカル)よりも他に素敵なものはないと思う。
ブルームバーグさんなりに、ニューヨークの魅力をちりばめつつ、「ポエットゥイート」をPRして、sweeter、tweeter、Jeter、theaterが韻を踏んでる詩になってます。お見事。
あと、「ポエットゥイート」
公式紹介ページでは、昨年の入賞作品を5つほど紹介してるんですけど、その一番最初にあるAlexHonigsbergさんのポエムは以下のような感じ・・・。
@AlexHonigsberg
New York's sakura-strewn streets
rivers of pink sing
beauty in the fragility of life
bonds with our sister-city Tokyo
Arigato.
#nycpoetweet
ニューヨークの桜だらけの道
ピンク色が歌う河川
はかない命こその美しさ
私たちの姉妹都市である東京との絆
ありがとう
やっぱり、特にニューヨークでは「俳句」が広く普及している影響もあるのか、優れた詩を書く有識者層の方々には、日本大好きな方が多いみたい? 最後の「ありがとう」は原文でもそのまま"Arigato"ですしね。なんとなくこの企画、間接的に日本のイメージアップや、日本文化の普及にも、結構、役立ってそうな気がします。
〔ご参考〕
・
POETWEET WITH THE MAYOR:ポエットゥイート、
#nycpoetweet
・
Mayor Bloomberg Hosts Fourth Annual Twitter 'Poetweet' Poetry Contest
〔関連過去ログ〕
・
なんと、ニューヨークに俳句つき交通標識が登場!!!
・
ネット時代のアメリカでは、俳句でビジネス・スクールへ
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