

中国艦船による海上自衛隊艦船に対するレーダー照射事件。
安倍首相が謝罪要求→
中国政府が「完全な捏造」と反論→
日本政府、証拠データを公開する方針を固め調整中・・・と、日本国内では連日関連報道が続いてますが、海外では、上の図のとおり、残念ながらあまり詳しい状況が伝わっていないっぽいです。

今までのところ、なぜか、レーダー照射事件というよりも、一連の尖閣諸島問題の1つとしての報道が目立ちます。それに、中立的に書こうとするあまり、中国のひどい反論(日本政府を嘘つき呼ばわりする内容)をそのまま載せてる海外メディアも結構多い印象。うーむ。
日本で報じられてる「
証拠を公開すると言ったら中国軍の挑発が沈静化」したことや、「
中国軍の独断」という見方も日本政府内に出ていることなどまでは、残念ながら詳しく報じられていません(少なくても今のところ)。
また、2010年に尖閣諸島であった中国漁船の衝突事件の際、中国政府が「日本の海上保安庁の船の方からぶつかってきた」という嘘を世界的に広めようとしたため、その後、尖閣ビデオ流出事件(中国漁船の悪行の証拠となりました)につながった・・・というのは、日本人にとっては記憶に新しいところですが、海外の方々はたぶん詳しくは覚えてないでしょう。あるいは、そもそも知らない人の方が多いかもしれません。
なので、海外メディアの記者さんが「つい数年前も中国は同じようなケースで平気で嘘をついてたから今回も嘘じゃないの?」と指摘してくれたら良いんですけど、残念ながら、今回、今のところそういう記事は見かけないんです。
昨年、中国で激化した反日デモの時は
欧米メディアもかなり厳しい指摘をしていたので、今後の動向で報道ぶりが変わる可能性はありますが、反日デモの時と違って実際に現場に取材に行けないので(行ってもよく分からないので)、どうしても日中政府の発表内容の伝聞になっちゃうのかも?
日本政府はその辺りのこともよーく考えて、地道に情報発信した方がよいような気がします。
【追記】国際社会に事実関係を伝えていく重要性を指摘している中田宏議員の分かりやすい解説見つけました。「公式PRIMENEWS 20130208 1/3 中田宏議員に聞く 安倍首相との質疑」より↓
中国国内のまともな中国人の方々は、今回の事件をどのように受け止めてるのかなと思ったら、日本の報道によると、沈静化のため中国国内ではまともに報じられてない・・・って状況なんですね。
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