先日のニューヨークに登場してた最先端テクノロジーのお店「ワイヤード・ストア」(
Wired Store)関連で、うっかりご紹介し忘れていたアイデア商品が、この「リトル・サン」(Little Sun)。太陽電池と蓄電池を組み合わせた直径12センチの手のひらサイズのミニお日様型LEDライトで、5時間の充電で3時間使用可能。丈夫で長持ちして3年間保障つき。防災グッズにもピッタリの一品。
・・・と、ここまでなら技術立国の日本には類似商品もいろいろありそうですが、このリトル・サンの優れているのは、その経営理念やブランディングなんですよー。
「電力のない世界人口の20%、16億もの人々に光を届けよう!!!」という経営理念を掲げ、商品価格を先進国と途上国で変えてるのです。
つまり、先進国の価格に途上国への「寄付」が含まれる仕組み。最初からグローバルな視野を持ってるのです。また、実際に数々の
途上国に販売店を設け、先進国と途上国双方で啓蒙活動も展開。スバラシイ。
もちろん小手先だけ真似てもダメですけど、海外展開する日系企業がついつい軽視しがちだったり、イマイチ苦手とすることの多いマーケティング(含、ブランディング、商品コンセプト作り)などについて考える際のご参考まで。
途上国に販売店
表にLEDライト、後ろに太陽電池パネル先進国の価格は「途上国への寄付」含み途上国のお店や・・・家庭や・・・
学生たちにも光を
光のアートも楽しめますまさに希望の光〔ご参考〕
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www.littlesun.com:公式サイト
◆最先端テクノロジーのお店Wired Store 2012関連記事◆
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今年もニューヨークに最先端テクノロジーのお店 Wired Store 2012
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自分で描いたキャラクターが勝手に動き出し、紙芝居みたいな物語を見せてくれるサイトDraw a Stickman
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モノの価値や意義は何で決まるの? 希望の光、Little Sunの例
日本は、地震も多く防災意識は世界で一番って言っていいくらい高いですし、最近は節電の意識もまた高まってますので、ソーラー充電器付LEDライトは日本国内でも沢山いろんなのがあると思います。このリトル・サンより技術的な部分や性能などもっと良いものもきっとあるでしょう。でも、広く世界で販売しようと思ったら、技術面だけじゃ多くの人々の心を動かせないかもしれません。
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