

またしても、MoMA(ニューヨーク近代美術館)が、興味深い新コレクションを発表。近年、MoMAは「科学技術とデザインは、人間にいったい何を語りかけるのか?」をテーマにした新しい近代アートの定義を地道に進めてまして、昨年2011年に大規模な
"Talk to me"展なんてのも開催してましたが、今回、ビデオゲーム14作品をMoMAコレクションに加えたそうです。そう、ゲームがアートに認定されちゃったんですよー!!!

今回の発表にあわせ、MoMAは
「ビデオゲームはもちろんアート!!!」というスタンスを
公式ブログで明確に打ち出しまして、今後、ゲーム業界にどんな影響があるのか興味深いところです。
特に、今回発表された合計35作品中11本(約31%)を生み出してる日本のゲームメーカーにとっては、重要な出来事になるかも?
スーパー・マリオ・ブラザーズ(1985)、ゼルダの伝説 (1986)、スーパー・マリオ64 (1996)、どうぶつの森(2001)の4作品がリストに入ってる任天堂は、ニューヨークに
任天堂ワールドストア(Nintendo World Store)っていう世界でココにしかない専門店をロックフェラーセンターに持ってるんですけど、あのお店、「ゲーム専門店」っていうよりむしろ「近代アートのギャラリー」とか「ミュージアム」っていうブランディング仕掛けるのに向いてる感じですし・・・。
以下、今回MoMAコレクションに加えられた14作品の中から日本のものを3つ、ご参考まで。
パックマン(Pac-Man)
Toru Iwatani (Japanese, born 1955)
ビブリボン(Vib-Ribbon)
Masaya Matsuura (Japanese, born 1961)
塊魂(Katamari Damacy)
Keita Takahashi (Japanese, born 1975)〔ご参考〕
・
Video Games: 14 in the Collection, for Starters:MoMA公式ブログ
コンピューターやビデオゲームの発祥国であるアメリカの作品が多いのは当たり前なので除外すると、日本の独壇場になってます。圧倒的。すごい。なんで世界の他の先進国からはビデオゲームがほとんど生み出されてないのかとか、逆に、なんで日本からはこんなに大量に生み出されてるのかなど考えてみると、いろいろ気づくことや新しい発見もあるような気がします。
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