ニューヨークの街角には、様々なコスメ・ショップがあちこちにありますが、最近、気になってたのがココ。スペースNK(Space.NK)。1993年にイギリスでNicky Kinnairdさんが創業したコスメ・ブランドで、2007年にニューヨークのSOHO地区に初の海外店舗をオープン。現在、マンハッタン内には、SOHO、アッパーイースト、アッパーウェストに3店舗あります。
何が気になってたかというと、店頭のショーウィンドウ。ご覧の通り、全面に漢字で「再生」の文字。中国語ではなく日本語である証拠に「SAI SEI」という読み方も。
Space.NKでは、自社ブランド以外にも
MALIN+GOETZ(マリン・アンド・ゴッツ)など厳選したコスメブランドを販売してるので、日本のどこかの化粧品ブランドのものかと思いきや、なーんとSpace.NKのオリジナル・コスメなんですよ。
創業者のNicky Kinnairdさんが大の日本好きということで、日本の温泉のミネラル成分を配合した
各種スキンケア製品、緑茶成分を配合した石鹸(
Green Tea Purify Soap)、100%天然こんにゃく製のスポンジ(
Konjak Cleanse Natural Sponge)等など、古来から日本で伝えられてきたとされる美肌アイテムを「再生」(SAI SEI)というブランド名でシリーズ化したそうです。
日本人なら「再生」(SAI SEI)の意味はすぐ分かりますが、アメリカ人にはパッと見ただけじゃ意味分かんない完全に日本語名。説明読んでも、「グリーンティー石鹸」や「こんにゃくスポンジ」とか謎の美容アイテムなわけで、「コレどのくらい売れてるの?」と店員さんに聞いてみたら「今、一番売れてるのよ!!!」と予想外の答え。へぇー。それだけこの「再生」は効果的なのでしょうけれど、やっぱりニューヨーカーは日本製の品々や日本文化の影響を受けたものが大好きな方が多いんだと思います。
再生スキンケア・シリーズグリーンティー石鹸やこんにゃくスポンジも日本の入浴儀式に影響を受けたとの説明まで日本の温泉地の穏やかな緑の香りのするキャンドル?!これも日本人以外の方々が日本文化を世界に広めてる例の1つでしょう〔ご参考〕
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http://us.spacenk.com:公式サイト(
再生スキンケア・シリーズ)
何でもそうですけど特にコスメ・ブランドなんかイメージが重要ですから、日本語をどーんとアピールする商品が売れてるってことは、それだけ日本や日本文化のイメージが良いということ。ファッション・ブランドのスーパードライ(Superdry)や、ハラジュク・ミミ(Harajuku Mini)などもそうですが、今や日本人以外の方々が日本文化を世界に広めてる事例がどんどん出てきてます。しかも、その大半が日本国内では報じられてません。日本国内しか見てない日本人の方は、早めに海外のこういう事例を見といた方が今後何かと良いような気がします。
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