ブルームバーグNY市長が「新たに米国内18都市がシティ・オブ・サービスのイニシアティブを立ち上げました・・・」
とのツイート。なんのこっちゃ?と思ったらスゴイ話。今アメリカでは、ブルームバーグNY市長の作ったシティズ・オブ・サービス(
Cities of Service)というファンドを中心に、全米100名以上の市長が連携し、様々な民間ボランティアを支援して、各地の地方自治をより良くしようという運動が進んでるんです。
このアイデアのもとは、2009年にニューヨーク市がはじめた
NYC Service。コレは、各種ボランティア団体やNPOのボランティア募集情報を一箇所で取りまとめ、時間に余裕のある市民が気軽にボランティアできるようにしたサービス。
以前、Giving Pledgeを取り上げた際に詳し説明したとおり、1954年に心理学者のアブラハム・マズローさんが提唱した「自己実現理論(欲求段階説)」や、1994年にノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュさんらの「ゲーム理論」(theory of games)なども背景にあり、近年、特にニューヨークでは、大半のイベントや人々の社会活動が「より多くの人々を幸せにしよう」というもの(=公共の利益を目的にしたもの)になってまして、あらゆる場面でボランティア団体やNPOが大々的に活躍し、しかもその数は年々急増中。
うちのブログではそうした
ニューヨークの社会貢献活動の話題も数多く取り上げてきましたが、このシティズ・オブ・サービスでは、この動きを全米、全世界の地方都市へ広げようっていうんです。
まだこの運動ははじまって数年しかたってませんが、すでに最初の外国の都市としてロンドンも仲間に入ってるそうなので、日本の自治体(特に姉妹都市の東京)の関係者の方々は要チェックでしょう。
詳しくはCities of Service Reportへここ2~3年の新しい動きです〔ご参考〕
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www.citiesofservice.org:公式サイト
世界の資本主義の中心地的な存在なニューヨークで、資本主義が終わりを告げ、新しい社会システムが広まってる・・・とも考えられますよね。この新しい社会システムでは、市民ボランティアや民間企業の社会貢献活動によって地域社会をより良くし、発展させる・・・。資本主義のルールじゃ説明がつきません。以前、Giving Pledgeを取り上げた際にもっと詳しく説明してますのでご興味ある方はそちらもご一読ください。
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