スティーブ・ジョブズさんの
一周忌ということで、ウォルター・アイザックソンさんが書いた
あの伝記読み返したんですけど、やっぱりこの写真は印象的。1982年のジョブズさんのご自宅の様子。「何でも完璧主義だったジョブズさんは満足のゆく家具が見つからず、写真のようなガランとしたお部屋に住んでました。」とのキャプションつき。
ソファーもテーブルもない質素なお部屋・・・。でもこうしてたのは完璧主義だけじゃなくて、
日本式の禅の影響もあったんでしょうね。
伝記の41ページには、「僕は魔法の時間の時代に生まれた、僕らの意識は(日本の)禅と(ドラッグの)LSDで育まれた、と後に彼は振り返った。」(
“I came of age at a magical time,” he reflected later. “Our consciousness was raised by Zen, and also by LSD.”)。
実際、ジョブズさんは大学生時代に近所の禅寺に通って日本人の禅僧(
乙川 弘文さん)のもとで修行し、その後、乙川さんは20年以上も続くジョブズさんのかけがえのない友人となりました。その頃の様子を描いた「禅とスティーブ・ジョブズ(
The Zen of Steve Jobs)」というコミック本もあるほど。
そんなわけで、スティーブ・ジョブズさんに影響を受けてる方々の中には、日本の禅や日本文化にやたらに詳しい方も多いというわけです。
ジョブズさんの師匠だった日本人の禅僧、乙川 弘文さん晩年、ジョブズさんが何よりも好きだったのは、
お嬢さんたちとの京都旅行(禅寺巡り)
日本に純粋な禅宗が伝えられたのは鎌倉時代であり、室町時代に幕府の庇護の下で発展し、明治維新以降は、日本式の禅が世界に伝えられたそうです。「誰もが自分の内面にそなえている仏性を再発見するために、「坐禅」修行を行い、その経験に基づいて新たな価値観を開拓することを目指す・・・」のだとか。そう言えば、スターウォーズの「フォース」も日本式の禅の影響があると言われてます。
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