9月6日から続いていたニューヨーク・ファッション・ウィーク（New York Fashion Week）も今日が最終日。ファッション・ウィークってのは、1943年から続く世界的なデザイナーが新作を発表するファッション・ショー（英語ではRunway Show）他、各種関連イベントが開催される春（2月）と秋（9月）の年2回の特別な週のことで、日本では「ニューヨーク・コレクション」とか呼ばれているもの。
長年、そのファッション・ショーを見れるのは、業界関係者やセレブの方々に限られてましたが、近年、インターネット関連技術の進歩を背景に、その状況が大激変中。
まず、
2011年春から、Livestreamを使ったファッション・ショーのオンライン生中継が史上初めて開始され、大ニュースに・・・（統一されたものではなく、デザイナーの事務所などが独自にやってるものが多数）。
2012年春になると、ニューヨーク・ファッション・ウィークの
公式チャンネルがYoutube上に登場。ファッションショーの生中継（はじまる前はカウントダウン、やってる間はスケジュールが表示される機能つき）のほか、過去のアーカイブも見やすく配置されるようになりました。もちろん無料で視聴可能です。便利な時代になりました。
これなら当日会場に行けない人も、別に関係者やセレブじゃなくても、インターネット接続環境さえあれば世界のトップ・デザイナーたちのファッション・ショーを世界中で楽しめるというわけ。まさに革命的な出来事!!!
で、インターネットを通じて「ニューヨーク・ファッション・ウィーク」を楽しむ人が増えていった結果、さらに
新しいトレンドも・・・。
今度は、本物のニューヨーク・ファッション・ウィークには参加してない新興のオンライン販売サイトなどのファッション関連ネット企業（例えば
Lystや
Have to Have）が、インターネット上で「ニューヨーク・ファッション・ウィーク」に参加?!
右図の通り、どちらのサイトにも、"
New York Fashion Week"とか"
Fashion Week StyleSetters"といったキャッチコピーがどーんと書かれてまして、サイト内でニューヨーク・ファッション・ウィークに参加してる有名デザイナー・ブランドのアイテムの購入や予約ができるようになってたりするのです。インターネットが登場する前はもちろん、ファッション・ショーの生中継などインターネットをガンガンに活用しはじめる前には見られなかった新しいトレンド。
そう、ここ1～2年の間に、ニューヨーク・ファッション・ウィークではインターネットの活用が進んでまして、ファッション・ショーの生中継の他に、各種ソーシャル・メディアもバリバリに活用するようになってまして、公式サイトのメニュー内には「スケジュール」、「プレス」の次に「ソーシャル」があるほど。
さらに、ニューヨーク・ファッション・ウィーク中にソーシャル・メディア上でどれほど話題になってるかの
ファッション・ブランド・ランキング（
Fashion Week's Social Trend Setters）まで報じられるようになってますので、今後、ファッション・ウィークに関連して、インターネットを活用した新しいトレンドがどんどん出てくるかもしれません。
ファッション・ウィークに出たアイテムをLystで予約販売してます
ファッション・ウィーク公式サイトの「ソーシャル」のコーナー
ニューヨーク・ファッション・ウィーク中（2012/9/6-9）の
ソーシャル・メディアで話題になってるブランド・ランキング〔ご参考〕
・
http://www.mbfashionweek.com：公式サイト
ソーシャル・メディアで話題になってるファッション・ブランド・ランキングの第1位が、DKNYになってますけど、これはひょっとすると、あのファッションズ・ナイトアウトの時にDKNYのお店で開催したお馴染みの「イケメン消防士さんカレンダー」（売上げの全額が寄付金になります）の販売イベント関連のバズとかも含まれてそうな気がします。まぁ、どっちにしても注目を集めてることには変わりませんので良いんですけど。
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