

今年、ニューヨークの街角で見かける機会の増えたマイアミの観光PRポスター。キャッチフレーズは"
It’s So Miami"。観光PRのキャッチフレーズと言えば、ニューヨークの"
I♥NY"が世界的に有名。これにインスパイアされ
様々なロゴ・マークが生まれたり、
企業広告に影響を及ぼす例も。この成功で優れたキャッチフレーズやロゴは、今や都市観光PRの成果を大きく左右する重要な要素の1つに。"
I♥NY"は「アイデア1つで世界を変えた例」との評価も。

近年、日本政府が進める日本の観光PRにおいても、”
Yokoso! Japan”というキャッチフレーズと、いかにも日本らしい筆文字のようなロゴで広報活動を展開中。
当然、税金使ってやってるわけです。
でも、日本語知らないと「ようこそ」の意味分かりませんし、
"Yokoso Japan"を検索しても"
Visit Japan"が出てくる状況。日本人の間でもいまいち認知されてない気がします。
まぁ、いろんな見所や魅力がある都市や国の観光PRにバッチリ合う一言キャッチフレーズなんてそもそもそう簡単に見つかりませんし、実際、"
I♥NY"のように世界的に有名なものは他にないですけど・・・。
そんな極めて高度なクリエイティビティが求められる観光PRキャッチフレーズに、マイアミが新たに打ち出してきた"
It’s So Miami"。意訳すると「いかにもマイアミって感じ」。コレ、かなり素晴らしいかも。多様な見所や魅力を包括して表現でき、キーワードが"So"でとにかく短く、言いやすいし、なんとなく言いたくなります。
"
I♥NY"もそうですけど、訪れた人たち思わず言いたくなるフレーズって、都市観光PRのキャッチフレーズとして重要かも? そういう意味では、
"Yokoso Japan"は迎える側のフレーズになってて、これもイマイチ認知されにくい理由かもしれません。
マイアミ側のスタッフも「こりゃ良いの思いついた!!!」となったのか、冒頭のポスターなど今年どんどん打ち出してきてまして、先日はニューヨークのユニオン・スクエアでマイアミのプールパーティを再現する大規模イベント開催。まさに"
It’s So Miami"。以下、その様子をご参考まで。
プール・パーティ会場予定図
実際の様子
本物のプール登場
ビルの谷間で水着は目をひきます
モデルさんいっぱい
マイアミの観光PRキャッチフレーズ〔ご参考〕
・
Current l "It's So Miami" Pop-Up Pool: It’s So MiamiのPR代理店公式FB
また、"It's so..."という表現は、日常会話においても、若干ユーモラスな印象を含むとてもよく聞く表現ですので覚えておくと何かと便利かなと思います。あと、こりゃいいや!!!とか言って、安易に"It's so Japan"とか真似すると逆効果なので"Yokoso Japan"を推進される日本政府関係者の方はご注意ください。
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