前回 に続きまして、ニューヨークのおもちゃ関連最新トレンド情報を1つ。CNNのニュースによると、
昨年映画化されたスマーフ など、近年のアメリカでは伝統的なおもちゃキャラクターの人気が復興中なのだとか・・・。その中でも、今、ニューヨークで最もホットなキャラクターが、1980年代に登場した
「マイ・リトル・ポニー」(My Little Pony) の可愛いポニーちゃんたち。
もともと小さな女の子向けのおもちゃのキャラクターだったものが、1980年代にTVアニメ化されてブームに・・・。その後、何度もTVアニメ化、映画化され、日本でも関連グッズが発売されてるのでご存知の方も多いでしょう。
2010年10月、その「マイ・リトル・ポニー」のTVアニメの新シリーズが
The Hubで放送開始 すると、再び人気がじわじわと拡大へ。
しかも、今回のアニメ、もともとのターゲットの女の子たちだけじゃなく、なぜか
大人の男性の間でも話題となってファンが急増 してるんですって!!! へぇー。これも時代の変化なのでしょうか。 日本では「魔法少女」もののアニメなど、もともと女の子向けのアニメが大人の男性の間でヒットする事例はすでにいっぱいありますけど、こういうのはアメリカでは非常に珍しい現象だと思います。
ひょっとすると、
これまで「海外では理解されにくい」とされてた日本の「萌え文化」が海外でもヒットする可能性がある・・・ ってことなのかも???
CNNは、「マイ・リトル・ポニー」のファン集会の様子も紹介してるんですけど、そのファン集会の名前がスゴイ。
「ブロニーコン」(
BronyCon )って言うんですけど、コレ、
「ポニー好きなブラザー(=兄弟)の集まり」 って意味!!! もちろん女の子も参加できるけど男性メインのネーミング。「ブロニーコン」って音の響きがちょっとかっこいい感じします。
で、その「ブロニーコン」は主にニューヨークおよびその近郊で開催されてまして、
昨年6月(第1回目)に100名だった参加者が、今年6月30日~7月1日(第4回目)の4,000名に、たった1年で40倍へ爆発的に急増中!!! これはすごい。
CNNの取材によると、「ブロニーコン」に参加するほど大人の男性がファンになった最大の理由は「アニメのストーリーが良いから・・・」なのだとか。うーむ。日本の「魔法少女」もののアニメが男性に人気出たときの主な理由と同じなのも興味深いところです。
主人公のピンク色のポニー、ピンキーパイ(Pinkie Pie)ちゃん
【追記】ツイッターのメッセージありがとうございます。
ピンキーパイちゃんって主人公じゃないのですね。
VIDEO
CNNのニュース
BronyConの様子 コスプレも人気 Pinkie PieとFluttershyコスプレのファンの子達 Pinkie Pieコスプレのファンの子 〔ご参考〕
・
My Little Pony: Friendship is Magic :アニメ公式
・
www.bronycon.org :ブロニーコン公式
・
Guys who like My Little Pony gather for 'BronyCon' :関連ニュース
ブロニーコンに参加してる方々の多くは日本のアニメのファンでもあるようです。日本の萌えキャラ(多くは女の子で現時点ではアメリカ人男性がファンとは公言しにくい)とは違う、アメリカ流の萌えキャラということなのかもしれません。日本で「萌え」キャラのアニメや各種関連商品を作ってる方々はもちろん、日本の文化を海外で普及しようという全ての方々にとりまして、今後の展開に要注目の現象じゃないかなと思います。
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