

いじめを見てた教師が放置(しかも自殺の練習させてた?!)。学校や市教委は隠蔽工作。地元警察の大津署は被害届を3度も受理せず・・・。えぇー!!! なんで??? こんなことがあって本当に良いの? 子どもや女性を守ろうって意識は、アメリカでは日本とは比較にならないほど強く、つい先月もタイム誌に、5歳の娘を守るため犯人を撲殺したお父さんが無罪になった事件の
特集記事が・・・。

テキサス州の牧場の馬小屋で、娘が性的虐待を受け悲鳴をあげたところに父親が駆けつけ、
犯人を素手で撲殺。大陪審は
お父さんは完全な無罪とし、一切の罪に問われないことに。
タイム誌は、「
子どもは自分を守れない。(これが犯罪というのなら)多くの父親が子どもを守るために刑務所に行く。」と全面支持。また、読者の声として「ディズニーランドの生涯パスポートをお父さんに与えるべき」、「完全に賛成、当然だ」などを紹介。
さらに経済専門誌フォーブスまで、「
自分の5歳の娘が襲われてたら、犯人を殺すほどの力はないかもしれないですけど、飛びかかって犯人の目玉を頭からえぐりとろうとするのは間違いないわ」という
記事を掲載し、反論ゼロ。
日本ではこの手の話題に必ず出てくる犯人の人権が・・・などという声はどこにも見当たりません(撲殺されてるのに!!!)。あと、これでも格式あるタイムやフォーブスは、記事タイトルも「なぜ無罪か?」「過剰防衛ではないのか?」といった感じで、一般紙や大衆紙よりずいぶん穏やかな論調で書かれている方です。

さらにもう1つ付け加えると、加害者の「そんなつもりじゃなかった」とかそれを見てた周囲の「そう思わなかった」という言い訳は、アメリカじゃ通用しません。
その訴えが嘘やでっち上げだった場合は話は別ですが、通常、アメリカでは被害者の感じ方を重視する方針。特に顕著なのがセクハラ(性的嫌がらせ、いじめ)の裁判。
日本の職場では当たり前でもアメリカではセクハラになることは多々あります(そのため職場で不用意に相手に触れないのはもちろん、年齢を聞いたりもしません)。とにかく、加害者側の文化的背景や事情とは関係なく、被害者がどう感じたかが重要。しかもペナルティは大きく、代表的な例では米国三菱自動車が1998年にセクハラ裁判の和解金で3,400万ドル(記事の出た98年6月の平均レートは1ドル=140.09円、約47億6千万円)の
支払いに合意したと報じられてます。
以上のとおり、加害者を撲殺しても無罪になったり、巨額賠償金が支払われたり、アメリカでは子どもや女性を守ろうって意識はとても強いのですけれど、よくよく考えてみると、以上のどちらの事件も被害者の命は無事です。
一方、大津市の13歳の男の子の命は、いじめによって奪われてしまいました。
世の中には様々な価値観を持った人がいるのでいろいろな考え方はあって良いと思いますが、考え方の1つとして、もし、これがアメリカだったら、いじめの加害者、それを放置してた教師、学校、市教委あたりが、少年の家族に巨額の賠償金を支払うことになってもぜんぜん不思議じゃない気がします。特に、生徒を守るべき立場でありながら、隠蔽工作をした学校、市教委の罪は極めて重くなるはずです。
しかし、日本ではそんな話にはなりません。なんで?
いじめで自殺っていう事件は、もうずいぶん昔から、何度も何度も繰り返されいます。自殺した子達はいったいどんな気持ちで自らの命を絶ったのでしょう・・・。だから、亡くなった男の子やそのご家族のためだけでなく、今、現在、いじめにあっている日本全国の子ども達を少しでも助けるためにも、いい加減に日本人もみんなでもう少しこういう事件に目を向けて、何かしらのアクションをすべきじゃないかなと思います。
【追記】
たくさんのツイートどうもありがとうございます。今回の事件は、日本でもただでは済まない状況なのがよく分かりました。せっかくなので、以下、情報が細か過ぎるため当初記事からカットした最新の「アメリカのいじめ関連訴訟」の事例もご参考までに追記します。(1)同性愛者の中学生6名がいじめ対策を何もしない学区(school district:教育を統括する地方行政組織)を訴え、50万ドル(1ドル=80円換算で4,000万円)で和解。学区からの同性愛者の権利に関する和解金としては、この案件が米国史上最高額の記録を更新。ミネソタ州。[Plaintiffs in Anoka-Hennepin bullying lawsuits happy with settlement: 03/07/2012 Pioneer Press]
(2)殴られるなどのいじめにより足に麻痺が残った中学生が、やはり学区を訴え、420万ドル(3億3,600万円)で和解。ニュージャージー州。[New Jersey bully’s paralyzing punch nets $4.2M settlement: April 19, 2012 NY Daily News]
(3)学校の食堂で殴られ片目の視力を失った中学生が、市を相手に賠償金1,600万ドル(12億8,000万円)の訴訟を準備中。ニューヨーク州。[Teen says bullies beat him, sues New York schools: June 20, 2012 CNN]
ポイントは、いじめを放置した学校や学校を管理する行政組織の責任は極めて大きい、ということ。また最近の自殺した子の賠償例は見当たりませんでしたが、いじめによる精神的、身体的傷害への和解金(または賠償金請求額)であっても数千万円から十数億円ほどと高額です。高額なほど類似のいじめを予防する効果もあるということなのかもしれません。
【追記2:ご参考】
・「子どもが物事をどう見るかは、私たちが教えること次第・・・」[2012-07-10]:次の記事。いじめ対策への注目が高まってますので、過去ご紹介した少しでも役立ちそうなアメリカの事例を改めてご紹介しています。ご参考まで。
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