科学専門誌「
ニュー・サイエンティスト 」の最新号によると、ウィスコンシン・マディソン大学で『
生徒の心を読んで飽きさせない授業をするロボット先生 』の研究が進められてるのだとか?! うわー、すごーい。心を読むとか、どんなロボットなんだろう???って思ってよく読んでみたら、日本の三菱重工がつくったコミュニケーション・ロボットのワカマル(
Wakamaru )君じゃん!!!
ワカマル君と言えば、以前、ニューヨークの
ユニクロSOHO店で接客バイト? を一時期やってましたが、いつの間にやら心を読む学校の先生になったんですねー。
ワカマル君は、大学の真面目な研究対象として、本物の先生のように生徒たちの興味を高める適切なコミュニケーションをフィードバックする修行中。
また、日本出身のワカマル君に敬意を示し、アメリカ人教授さんたちがわざわざ日本の昔話を研究用教材に使ってるんですけど、その昔話のタイトルは、"
My Lord Bag of Rice "(
藤原秀郷 のムカデ退治伝説)・・・。何そのムカデ退治の日本昔話?みなさん知ってます? こんなマイナーな昔話を選んでるなんて、これたぶん、日本人関与してないっぽいですね。
アメリカの大学でアメリカの教授さんたちが中心になって研究してても、肝心のロボットが日本製だと「日本の技術すごい」っていうイメージが自然に広がったり、わざわざ日本文化を取り入れてくれるのって興味深い現象です。実際に、ワカマル君がアメリカ中の学校で先生するようになったら、どんなことが起こるのでしょう?
以下、
サイエンス・ネイション による紹介ビデオをご参考まで。
VIDEO
〔ご参考〕
・
Mind-reading robot teachers keep students focused :New Scientistの記事
ロボットなので経験つんで学習していったら、ワカマルくん、本当にスーパーティーチャーになるかもしれません。そしたら、たぶん、ロボットが今の自動車産業以上の産業になっていくでしょうね。自動車と違うのは、最初から日本製が優勢というところ。このアドバンテージを維持し、さらに拡大するためにも、先日ご紹介したサイエンス・フェスティバル のような科学好きな子ども達を増やす、遊んで学べるお祭りが、日本でも開催されるようになったらいいのにな・・・と思います。
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