前回、「
ブロードウェイ・ミュージカルの興行成績が史上最高記録を更新!!!」とお伝えしましたが、ニューヨークにはミュージカルの他に、オペラ、バレエ、演劇、ジャズライブなど無数のエンターテインメントが存在し、世界的な注目を集めるものも少なくありません。日本と大違い。その違いの原因にはいろいろな要素があると思いますが、
『ニューヨークでは大半の地下鉄に終電がない』のも重要な要素の1つかもしれません。
日本で一番遅い終電は、新宿発中野・三鷹方面行きの深夜1時1分の電車で、他の大半の路線は深夜12時代。
日本では、お客さんはもちろんスタッフもゆとりを持って帰れる時間帯にショーをやるので、必然的に、開演時間が早くなります。
日本通算8千回まであと19日、790万人以上が見た国民的ミュージカルの
劇団四季による「ライオンキング」の開演時間は遅くても夕方6時半。それも毎日じゃありません。午後1時とか1時半開演の方がメインです。
一方、ニューヨークでは、同じ「
ライオンキング」でもがっつり夜の公演がメイン。しかも開演は夜8時から!!! この時間からなら、
平日会社で働いている方々も仕事が終わった後に観に行ける・・・そういう時間に開演時間を設定してるんです。もちろん、これはライオンキングだけじゃなくて全部そうなってます。ジャズのライブとかだともっと遅い夜9時、10時からも普通ですし。
たいてい昼間会社で働いてる人の方が可処分所得は多いですし、社会的な影響力も大きいです。人数も多いでしょう。そういう方々が特に無理せず各種エンターテインメントを観に行けるので、ショーの集客・収益が増え、クオリティがアップし、
世間の人々の興味や関心がさらに高まって、さらに集客・収益が増える・・・というポジティブ・スパイラル状態になってる感じ。
あと、こうした環境がある結果、他のアートとか文化的な催し物に対しても、一般的にみんなの興味や関心が高いような気がします。
深夜も走ってる地下鉄の時刻表〔ご参考〕
・
http://www.mta.info/:ニューヨーク都市交通局(
地下鉄地図)
【追記】reviさん貴重な情報ありがとうございます!!!
鉄道の24時間運行の話題は時折出るそうで、
WIKIによると「世界の大多数の地下鉄網では、保守点検のため深夜から早朝にかけての時間帯には運転を行なっていない。
ニューヨークの地下鉄などは数少ない例外で、複々線や複単線区間では深夜や週末に1軌道に保守点検を施しながら残りの軌道で営業運行ができるため、24時間の終日運行を行なっている。」そうです。
また、深夜でも地下鉄は安全です。Youtubeなどで探すと深夜のニューヨークの地下鉄の様子をご覧になれます。ただし
深夜1時代になると電車の本数が0時代から半減するのと、深夜に行われる
補修工事の影響でさらに待ち時間が長くなったり、深夜のみ運休する路線もあるので、事前にMTAの公式サイトで確認しておくと良いですよ。
その他の文化的なことも含めて環境がまるっきり違うんですけど、終電がないってのは、ニューヨークに世界的に有名な各種エンタメが続々と生まれ、育まれてきた原因というか背景の1つかもしれません。
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