興味深いニュースを1つ。ニュース・アンカーとしてアメリカ史上最高年収記録を持つケイティ・クーリック(Katie Couric)さんが、テレビじゃなくてインターネット上でオリジナル番組はじめたんですって!? Yahoo News内の毎週更新のライフスタイル情報番組で、番組名は"
Katie's Take"。こりゃすごい。
ケイティさんは、NBCの朝番組「トゥデイ」の人気女性司会者から、2006年にCBSの「イブニングニュース」のアンカーにヘッドハントされ(年間1500万ドルの契約)、さらに2011年にABCに移籍した(年間4000万ドルの契約)スーパー女性アンカーでジャーナリスト。
そんな方がインターネット向け番組とはビックリ。
実は、日本と違ってアメリカでは、大手ネットワーク・テレビ局(CBS、ABC、NBC、FOX)の主要番組は、各局の公式サイト上で無料ですべて視聴可能になってまして、さらにHulu、Netflix、Amazon、Youtubeなどのオンライン動画配信サイトでも、テレビ局との契約に基づいて提供されるテレビ番組を見れるようになってるんです。
また、昨年から今年にかけて、HuluやNetflixでは本格的なドラマやドキュメンタリーなどのオリジナル番組の制作もスタート。番組制作者はテレビ番組を作ってるプロ。でも、テレビでの放送予定はなく自社サイト向け、インターネット向けの番組ですよー。すごい時代になってきました。しかも、視聴者もスポンサーも順調に増加傾向にあるので、今後もこのトレンドは続く見込み。
そんな時代背景から、Yahooは以前からあるABCとの協力関係で冒頭のケイティさんの番組を立ち上げることになったみたい。いつの間にやらアメリカでは、インターネットとテレビの融合がかなり進んでいるようですね。
〔ご参考〕
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Katie's Take:Yahoo News内公式サイト
〔関連過去ログ〕
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ソーシャル・メディアを通じてみんなでテレビを楽しむ時代へのパラダイム・シフト:アメリカでは『インターネットは敵じゃなくて味方』というお話
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日本でインターネットの活用事例がもっと増えますように・・・:世界をリードする最先端ハイテク国家で、平均的教育レベルも高く、インターネットの普及率も極めて高い日本で、インターネットの活用がアメリカほど普及しない理由についての考察。
いわゆる日本の女子アナウンサーというものがアメリカには存在しませんが(アメリカではレポートも行うジャーナリストとしてキャリアをはじめて司会者などに抜擢されていく仕組み)、ケイティ・クーリックさんを無理やり日本の女子アナウンサーで例えると、「めざましテレビ」で毎年人気ナンバーワン女子アナに選ばれるほどになった高島彩アナウンサーが、他局のニュース・キャスターにヘッドハントされて活躍し、さらに別の局に引き抜かれて活躍を続けている感じ・・・でしょうか?
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