先週号の雑誌ニューヨーク・マガジンが
『どうやったらアートの世界で成功するか』(How to Make It in the Art World)と題して27ページもの超ディープな大特集を掲載。「トレンドに乗れ」(ルールNo.2)、「この100人を知っておけ」(ルールNo.7)など、アートで成功するための19個のルールを詳しく紹介。なんと、そのうち18個は
公式サイトで無料で読めるんです!!!
ちなみに、公式サイトに掲載してない最後のルールとなる、ルールNo.19は「ルールなんてない」(There are no rules)。
現代は人類史上最多のアーティストが創作活動で生計を立てている特別な時代で、リーマンショック後に崩壊すると言われたアート・バブルも崩壊せず、むしろアートへの関心も作品価格も高まって、さらに、今までと違う新しいタイプのアートがどんどん表舞台に出てきた・・・と極めて詳しくアート・ワールドを論じる書き出しからはじまって、成功するためのルールを30ページ弱にわたり18個も詳しく紹介した後の一番最後が、「ルールなんてない」だって(笑)
まぁ、でも、今のアート界の最先端、アートの目利きの方々の中でも特に優れた方々へのインタビューなどもあって、本当に興味深い情報満載ですので、アーティストの方々はもちろん、業界関係者やアート・ファンの方々は必見でしょう。
せっかくなので、その中から気になった部分を少しだけ紹介すると、これからのアート界では、形のあるアート作品よりも、形のない体験(含、パフォーマンスや空間)の価値をアートとしてより高く評価するようになるのだとか・・・。へぇー、おもしろーい!!!
そう言えば、5/27までニューヨークの
ホイットニー美術館で開催中のビエンナーレでは、同美術館で史上初となるダンスや音楽や演劇など、いわゆるパフォーミング・アーツとのコラボレーションが行われて話題になってます。
また、つい最近、
ニューヨーク近代美術館(MoMA)で電子音楽バンドのクラフトワーク(Kraftwerk)が8夜連続ライブを開催して、これも話題を呼びました。チケットは発売開始直後にソールドアウト。当日はダフ屋も出てたのだとか。美術館でこの手の音楽のコンサートなんて珍しいなぁと思ってましたが、『形のない体験』の価値がアートとして評価されるようになってきたというわけなんでしょうね。・・・となると、いろんなジャンルの方々に大きなチャンスが増えてくるかも???
他にもいろいろ参考になりそうな情報がいろいろ載ってますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。
ルールNo.7 この100人を知っておけ
ルールNo.8 大手ギャラリーからの誘いを恐れるな
のページ〔ご参考〕
・
http://nymag.com/arts/art/rules/:どうやったらアートの世界で成功するか特集
この他、「収集しにくいアートを作れ」(ルールNo.3)とか、近年、ニューヨークの街角に巨大なパブリックアート作品(オバケ、テディベア、バラ、トリック・アート、キティちゃん、ユニークな考える人等々)が頻繁に登場するようになったバックグランドと言いますか、いろいろな最新のアート界の情報が載ってて面白いです。
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