

ニューヨークのタイムズ・スクエアで見かけた日系自動車メーカー、日産のユニークな巨大看板。車の宣伝なのに車の姿なし?! それどころか、このプロモーションのキャッチ・コピーは「5つの素晴らしいアイデア」とか「お母さんに電話しろ」とか車のコンセプトや性能に直接関係ないものばかり・・・。今後15ヶ月内に5つの新型モデルが出るよって話なんですけど、でも、こんなので宣伝効果あるの???

一方、すぐ近くにあるホンダの巨大看板には、車の写真が大きくどーん。キャッチ・コピーも「Get creative. Get inspired. Get adventurous. Get going.」と分かりやすい。まぁ、普通、こんな感じですよね。
できる前から今度の新製品はいいよーって大々的に宣伝するなんて、すごい自信。っていうか、無駄にハードルが上がってしまう気がします。
もしかするとこのプロモーション、
ニューヨーク市の全てのタクシー(現在運行中の16車種、約13,000台)が2013年後半から日産の車(the Nissan NV200 )に統一されるのと関係あるのかも?先日開催されたニューヨークのモーターショーで、初めて日産のタクシーがお披露目されてちょうどニュースになってるタイミングですし、実は日産そのもののブランド力アップ狙いとか???
確かに、ニューヨークのタクシーが全部日産になるって聞いたら、普通、誰でも日産すごいじゃんって思いますから、あえて具体的な車のPRをせずに抽象的なイメージ広告で攻めてみたって感じ? よく見ると、この巨大看板は白地に赤。つまり、日の丸を連想される色使いになっていて『高性能の日本車ですよー』と無意識にアピールしてる印象も。しかも、一番目立つ赤い部分が日産のロゴ。おもしろい。

そんな日産は、電気自動車のリーフのプロモーションにも力を入れてまして、公式ブログに「
坂本龍一さん、ニューヨークでの日産リーフ生活はじまる」なんて記事も登場(4/20付)。
マンハッタン初の「日産リーフ」オーナーになった坂本龍一さんのニューヨーク・ライフを6分ほどのビデオで紹介。
坂本さんによると、新しいもの好きで環境問題にも気を配るニューヨーカーたちは、排気ガスもエンジン音も出ない電気自動車に興味津々なのだとか。日産のディーラーさんいわく、現在、マンハッタン内には60箇所の充電ポイント(EV Charging Points)があって、今後、毎日2つずつ増えいく予定だそうです。すごい。このリーフ発売も、冒頭の巨大看板を投入した理由と関係ありそうな気がします。
車の広告なのに車の姿がないっていう巨大看板を出すところからして、今の日産の攻めの姿勢を感じます。ニューヨークのタクシーが全部日産製になるのも、なんとなく納得。電気自動車のリーフも今後ますます注目されていくことでしょう。
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