

ニューヨークの地元情報誌で見かけたThe New York Hall of Science(略してNYSCI、科学博物館のようなもの)のアニメ・キャラ広告。えぇぇ!!!サイエンスなのにアニメ??? 何やら、ストーリー作り、絵が動く仕組み、撮影技術などを学べる
特別展(Animation)を開催中なんですって。しかも、プロ中のプロ、アニメ専門ケーブルTV局のカトゥーン・ネットワーク(Cartoon Network)が全面協力。

なんだか大人が行っても面白そう・・・っていうか、この特別展、科学にあまり興味がない子ども達に改めて科学の面白さを教えるキッカケになるグッド・アイデアですよね。
特別展中も、他のロケットとかサイエンス関係のものは展示してますし。
あと、アニメに限らず映画やドラマなどのいわゆる「コンテンツ・ビジネス」は、グローバル化が進んで市場が全世界規模に拡大したことも背景にあり、新たな成長産業として近年ニューヨーク市も支援に力を入れてる注目分野なのです。
ゴシップ・ガール・デーの際にお伝えしたとおり、実際、2011年の1年間にニューヨークで制作されたTVドラマの数は、10年前の年間9本から史上最多の23本に大幅アップ。その直接的な経済効果だけでも50億ドル規模という状況。
だから、アニメをキッカケにして、子どものうちからその仕組みを少しでも学べるってのは、結構、奥の深いすごい企画なんじゃないかなと思います。
日本では麻生政権のときに、「アニメの殿堂」の建設計画がムダだとか中身がないとの批判を浴びて中止されましたけど、日本にたくさんいるアニメのプロの皆さんや熱狂的ファンの方々と協力し、既存の博物館などの施設を使って、こういう感じの特別展をやったら良いかもしれません。いろんな波及効果もありあそう。なお、このNYSCIのAnimation展は、3/31から9/2までロングラン開催中。ご興味のある方はぜひどうぞ。
NYSCIの野外にはサイエンス・パークとかあります
内部の様子〔ご参考〕
・
http://www.nysci.org:NYSCI公式サイト
・
GroupVisitBrochureFinal.pdf:団体客用公式パンフ
Add: 47-01 111th Street Queens, NY
Phone: 718-699-0005
※場所はクイーンズ。マンハッタンから車で約20分、地下鉄は7番線の111丁目駅下車徒歩10分ほど(タイムズスクエアから約40分)
理系バリバリの科学の博物館でアニメの特別展?! とても斬新な発想ですけど、よくよく考えてみると様々な相乗効果が生まれそう。感心します。また、プロ中のプロの方々もたくさんいて、世界のアニメをリードするアニメ先進国の日本なら、こういう特別展とかあって当然・・・というか無いのが不思議。発想力の差なのでしょうか。
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