10年以上も続いてるニューヨーク市民の手作り9・11メモリアル・フェンス Tiles for America

どんどん新しいお店やイベントが登場するニューヨークにあって、10年以上そのまま残されている小さな駐車場のフェンス。場所は、ダウンタウンのグリニッジ・ビレッジ、7th　AveとGreenwich Aveの交差点。このタイルがびっしりとつけられたフェンスは、Tiles for America New York City Memorialと呼ばれる市民が作った9・11のメモリアル。今でも次々と新しいタイルが増えているようです。

9・11のメモリアル施設と言えば、WTC跡地に2つの滝のある公式の巨大な施設が昨年オープンしましたが、この小さなフェンスのタイルは、近所の方々によってあの日の翌々日（9/13）にはじまったそうです。

場所が場所だけありまして、いつまで維持できるんだろう？と見るたびに思うのですが、ご覧の通り、10年こえても健在。・・・というか、様々な方々からの支援を受けて、むしろメモリアルとしてバージョンアップしているほどです。
今もタイルがずらりこのメモリアルの起源を紹介するタイルもいつの間にかタイルを埋め込んだベンチも登場してます10年記念タイルお花などをお供えするこの木のベンチも新設されたものもう10年以上経ってますが、生花もお供えされてますこのメモリアル・フェンスがこの先の未来も残るといいですよね
〔ご参考〕
・www.tilesforamerica.com：公式サイト

〔過去ログ〕
・今も残るタイルに込められた思い　Tiles for America[2009-03-11]
・Make meaning－手描きの陶器屋さん[2006-05-12]

WTC跡地に作られた巨大な施設は、滝の音が聞こえる厳粛な雰囲気で非常に素晴らしいメモリアル施設だと思いますが、こういう普通の街角にあって、市民の方々が日々お参りしてる手作りメモリアル施設では、たくさんの方々のリアルな思いをより強く感じられる気がします。

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