

前回お伝えした米PBSの「
福島原発事故後の原子力」関連の話題を1つ、日本とアメリカの発電コストの比較です。昨年12月、日本の原発の発電コストが5.9円から
8.9円への上昇がニュースで報じられ、電気料金の値上げも噂されてますが、アメリカの原子力、火力、太陽光の発電コストっていくらなのでしょう?

そんな疑問にお答えする記事を発見!!! 自然エネルギー関連の情報サイト、CleanTechnicaより「なぜ太陽光発電なのか?」(
Why Solar Energy)。
その内容によると、アメリカでは、2012年時点の1KW/時あたりの発電コストは、原子力が9.5セント、石炭火力(Coal Plant)が7セント、太陽光が13.9セントとのこと。ふーん。
これだけ見ても意味分からないので、これを日本政府発表の2010年の日本の発電コストと比べてみましょう。
為替換算は、現在歴史的な円高ということと、より分かりやすいように簡易計算で1ドル=100円として、セントをそのまま円にして考えると、原子力はアメリカの1KW/時あたり9.5円に対して日本は8.9円と、まだ安い?! 5割も上昇したのにあら不思議。以前の5.9円とか、もう謎だらけです。
続いて、石炭火力はアメリカが1KW/時あたり7円に対して日本は9.5~9.7円。これは、アメリカは国内で石炭が取れる分ちょっと安いってことで妥当なレンジ。納得。
最後に、太陽光はアメリカが1KW/時あたり13.9円に対して日本は30.1~45.8円?! 今度は原発の逆で日本の方がものすごく高い。さらに日本は2030年の計画値ですら12.1~26.4円って、これ今のアメリカより劣るレベルに・・・。なんでこうなるの? 一方、アメリカでは2020年頃に1KW/時あたり7円になる予測で、2020年頃には太陽光発電の発電コストが一番安くなるという説も・・・。うーむ。土地の広さとか影響あるのでしょうか?不思議。
黄色が太陽光、グレーが石炭火力
黄色が太陽光、グレーが原子力
おまけに1GWの発電所の建設許可を得て建設するまでにかかる期間は、
原発が平均13年に対し、太陽光は平均1年
〔ご参考〕
・
About Solar Energy / Why Solar Energy:元記事
〔関連ログ〕
・
なぜか日本であまり報じられないアメリカの最新太陽光発電ニュース:夜も曇りの日も発電可能な太陽光発電の話題
・
住所を入所するだけで太陽光発電力がすぐ分かるNYC Solar Map
前回の記事のあとがきでも書きましたが、上述のような背景もあってなのか、ニューヨーク州は今後5年間にわたり、毎年3千万ドル(1ドル80円換算で24億円)、太陽光発電のためのプログラムに資金を出すというニュースが報じられてます。
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