ニューヨークのダウンタウンにあるチェルシー地区は、有名なギャラリー街。創造性豊かな、「これ一体何だろう?」と脳を刺激する感じのコンテンポラリー・アートを、日頃から手軽に楽しめる素晴らしい場所なのですけど、David Zwirnerギャラリー(19丁目沿い、10~11番街間)で、これまた非常にユニークな個展に遭遇しました。
1965年からニューヨークを拠点に活動する日本人アーティスト、河原温(かわら おん)さんの”
Date Painting(s) in New York and 136 Other Cities”って個展です。
Wikipediaによると河原さんは「コンセプチュアル・アートの第一人者として国際的にきわめて高い評価を受けており、日本出身の現代美術家のなかで世界的にもっとも著名な1人」なのだとか。1933年生まれだから、現在80歳くらい!!!!
個展の内容は、ご覧の通り、サイズや色の異なる『日付の絵』(Date Painting)がずらりと並んでいるというもの。一部、『日付の絵』に関連したニュースが掲載されてる新聞がガラスケース内に展示されてたりします。例えば、"JULY 20, 1969"は、歴史上初めて人類が月面に降りたアポロ11号特集号。ビッグ・ニュースがあると気持ちが高まるのか、『日付の絵』も"JULY 20, 1969"は巨大サイズに(笑)。ふーむ。日付しか見えなくても何だか不思議なストーリーを感じてしまいます。2/11まで開催中です。
壁に飾ってある作品は、ほぼすべて日付の絵それを見て語り合うアート好きな方々
それぞれの日付にストーリーがあるのです人類が月に着陸・・・
その頃、日付の絵も巨大サイズ連発"JAN. 4, 1966"が第一作目
〔ご参考〕
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On Kawara Date Painting(s) in New York and 136 Other Cities:公式サイト
〔チェルシー・ギャラリー街関連ログ〕
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空中散歩で楽しむニューヨークのギャラリー街
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チェルシー・アート・ミュージアム(Chelsea Art Museum)
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やっぱりアートに触れると想像力を刺激されますね
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かなりオープン・トゥ・パブリックなギャラリーを発見
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チェルシーのギャラリー地区巡りのお供にチェルシーアート(Chelseart)
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チェルシーのギャラリー・ティストリクト(Chelsea Gallery District)
もちろんこのアート作品の作風も非常に興味深いのですけど、80歳くらいの日本人アーティストがこのニューヨークで現役で活躍されてるって、すごいことだと思います。いろんな意味で刺激的。
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