「ニューヨークにシリコン・バレーを作ろう!!!」と、昨年、ニューヨーク市が立ち上げた新プロジェクト、
APPLIED SCIENCES NYC。巨大なハイテク研究施設を建設するためにアイデアを募集してましたが、ついに、世界8カ国の27の大学や研究機関からの提案の中から、コーネル大学とイスラエルの研究機関のテク二オン(Cornell Technion consortium)のプランに
最終決定(上写真)。
場所は、イースト・リバーに浮かぶルーズベルト島。
マンハッタン島との間のケーブル・カーが有名なあの島に、200万平方フィートの巨大キャンパスを建設予定。ニューヨークにある他の大学(NYUやコロンビア大学などなど)や企業とも交流を深めるそうです。
すごい企画。本気でニューヨーク版のシリコン・バレー(というかシリコン・アイランド?)を作る気満々な感じ。
また、ルーズベルト島を再開発して巨大研究施設を作るので、その経済効果も尋常ではありません。直接的なものだけでも建設工事で2万人分、さらに8千人分の永続的な多様な仕事を生み出し、今後30年の間に230億ドル(1ドル80円換算で約2兆円)の経済効果があるそうで、さらになんと600社くらい(年間平均20社?!)の会社が、この施設からスピンオフして生まれる見込みなのだとか・・・。すごい。
落選したスタンフォード大提案のイメージ図今回のプロジェクトとは別に、ルーズベルト島を再開発するなら、
こんな農場?!を作ったらいいじゃんって話もありました
農場の内部〔ご参考〕
・
APPLIED SCIENCES NYC :公式サイト
・
ルーズベルト島の無料野外イベントROOSEVELT L!VE:ルーズベルト島の様子(過去ログ)
ほんのここ数年の間だけでも、廃線になった列車の高架を公園にしたり、繁華街の大通りを常設の歩行者天国にしちゃったり、さすがニューヨークという感じの都市づくりの例はいろいろありますが、ニューヨーク版シリコン・バレー建設と未活用地の再開発を兼ねたこのプロジェクトには驚きました。でも、日本でも、大阪で橋下さんが市長になって、これから地方自治体がいろいろ新しいことに挑戦する時代になるかもしれませんね。
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