

ニューヨークのタイムズ・スクエアでオープン中の最新技術とアイデア満載の夢のお店、Wired Store。
先日お伝えした通り、雑誌Wiredが総力をあげて出店する毎年恒例の期間限定ストアなんですけど、数ある超ユニークな展示品の中で、一際印象に残ったのがこのキュートな黄色いロボットちゃん(お名前はMy Keepon)!!!

もともとは、コミュニケーション発達障害(自閉症など)の子ども達の治療のために、大学の研究室で研究開発されてきたロボットを、イギリスの玩具企画会社 Wow!が一般販売用に量産化したもののようです。
音や接触に対して多様な反応を見せてくれるって聞くと、よくあるダンシング・フラワー的なものかと思いきや、動きや反応の細かさが大違い。
さすがカーネギー・メロン大ほかの国際的な研究者の方々が開発しただけあって、まるで生きてるみたいな動きぶり。触れる場所によって細かく反応は変わり、さらに、ピコピコと話したりもします(オリジナルの研究用ロボットには目にカメラが内臓され、視覚でも動きを感知し反応するのだとか・・・)。何コレ、すごいなーって感心しきって、帰ってきてから調べてみたら、なんと開発グループの中心メンバーの一人が日本人!!! すごーい。
しかも、あの東日本大震災の被災地、宮城大学の小嶋秀樹教授です。ますます、すごい。こういうロボットとか被災地復興の希望の星になりそう!!! 宮城大学内の
教授の公式サイト見たら、今年ニューヨークで開催された
Robot Film Festival(7月)、
Pictoplasma 2011(11月)などにも参加。11月にはタイムズ・スクエアにあるトイザラスで身長2.4mのKeeponも登場するお披露目イベントも実施(現在アメリカ国内ではトイザラスが$49.99で独占販売)。そうした地道な活動によりメディアから注目を集め、今回のWired Storeへの出品につながったのでしょうね。
Wired Storeで出会いました
9月、WIRED のGadget Labに掲載
8月、ブルームバーグ・ビジネスウィークに掲載
男の子かと思ったら、英語の代名詞がShe、女の子なんですね(笑)
〔ご参考〕
・
http://mykeepon.com:公式サイト
日本にはあまり世の中に知られていない世界の最先端技術とかもいっぱいありますし、小惑星探査機の「はやぶさ」くんが長旅から帰還したときも思いましたが、日本のテレビ局で、日頃から、もう少しこうした最新技術を紹介する番組とかやってくれたら良い気がします。
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