

マンガやアニメ、ファッション、音楽、デザイン、アート、食・・・等など、"J-Pop"と呼ばれる日本のポップカルチャーは、今や世界中で人気。日本国内で見聞きするより、海外に出てみるとその人気ぶりに驚かされることも多いでしょう。そんな背景から、日本のグラフィック・アートの今と昔を考える企画展がミネアポリスの美術館で10/30から来年1/8まで開催中。題して、"Edo Pop"展(笑)。

"Edo"は、もちろん江戸時代の江戸のこと。
Startribuneの記事によりますと、「世界史上、最も豊かで楽しい大衆文化が栄えた伝説的な時代」で、特に、浮世絵は後世の欧米の芸術家にも多大な影響を与え、人気歌舞伎スターを描いた作品は庶民アート・コレクターを世界で初めて日本に生み出した、と大絶賛。
やっぱり欧米の専門家って、ポップ・カルチャーも
『歴史的な文脈』でその意義を評価してるんですねー。
また「今と昔」の「今」については、日本の女子高生のガングロ(記事中、英語でもGanguro)メイクにインスパイアされ、浮世絵の歌舞伎スターをガングロ化した作風(=ヒップホップな浮世絵)で有名な、日本文化大好きなニューヨーク在住の女性アーティスト、 アイオナ・ロジール・ブラウン(Iona Rozeal Brown)さんの作品を展示してるそうです。
アイオナ・ロジール・ブラウンさんの作品例
"Edo Pop"展にあわせて本も美術館が出版
〔ご参考〕
・
www.artsmia.org/edo-pop:「江戸ポップ展」公式ページ
アート、ファッション、音楽などのポップ・カルチャーの他、最新の製品やサービスにいたるまで、自由の国のアメリカにはいろんなものがどんどん登場してきますが、その中から専門家や知識人の方々が高く評価するようになるものの大半は、それぞれのジャンルにおける『歴史的な文脈』から鑑みて、何かしら意義あるものだったりします。アート、ファッション、音楽、ビジネス等などで、アメリカに進出したい方は、それぞれのジャンルの『歴史的な文脈』の中で、自分の作品、製品、サービスがどういう意義を持ちえるのか説明できるようにしておくと、道が開けやすくなるかもしれません。
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