

ニューヨークのタイムズ・スクエアと言えば、無数にある巨大なビルボード(看板)が有名ですが、その中でも特に大きなビルボードにこんな最新映画の広告が・・・。ボディに漢字でどーんと『超悪男子』。 ヒーローものの映画の悪役に悪者って書いてあったら分かりやす過ぎだし(笑)、いったいコレ何? タイトルは"Real Steal"(本物の鉄)?

気になって調べてみたら、スピルバーグ監督らが創業し、数々の名作映画を生み出してきたドリームワークス(Dreamworks)の最新作で、内容は「ロボット・ボクシング」。心暖まるエキサイティングなファミリー向け作品に仕上がってるらしいです。
うーむ。それで何で『超悪男子』???
以前、日本語を洋服のデザインに取り入れた
英国ブランド(Superdry)をご紹介しましたが、たぶん、あれと同じ発想なのでしょう。つまり、日本語がそれだけカッコイイってこと?
また、予告編に、『超悪男子』と書かれたロボット(おそらく最強レベルにバージョンアップした直後)を初めて音声認識システムで操作する時に、
英語が通じなくて日本語だと動く・・・っていうシーンが(笑)。この映画を見た子ども達は、無意識のうちに「最強のロボット=日本語でうごく」と覚えてしまうかも。
しかも、英語が通じないなら日本語でって、
突然、日本語で話しかけたのが小さな男の子なんですよー。うわー、何コレ。すごい設定。ドリームワークス作品ですから、もちろんバリバリのハリウッド映画なんですけど、日本の産業経済省とかが密かに
メタファー・マーケティングを仕掛けてるんじゃないかと思うほど(もちろん、そんなことはありません)。広告と予告編だけからでも、日本文化に対する欧米諸国の人々の考え方が読み取れて興味深いです。
日本語がそれだけカッコイイっていう例
心暖まるエキサイティングなファミリー向け作品
公式サイトでこのロボットのペーパークラフトを無料ダウンロードできます
予告編
一番最後に、男の子がどうやって日本語を学んだか明かされます
〔ご参考〕
・
http://steelgetsreal.com:公式サイト
ピクサーが日本好きってのは、人気作品や、9・11の10回忌の日に日本の震災復興への寄付を目的にした映画祭イベントに、ピクサーのストーリー部門責任者で監督のエンリコ・カサロサ氏が参加して下さったことなどからも明らかですが、ドリームワークスまで日本にかなり好意的な作品を出してくるなんて。ありがたいです。
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