先日、
「世界の環境ブランド・ランキング」で日本のイメージがめちゃめちゃ良い、というニュースをお伝えしましたが、またしても環境関連で興味深いリサーチを見つけました。米国総人口の5%ほどの環境保護意識の極めて高い人々(=Super greenies、スーパーグリニーズと言います)は、所得も学歴もずば抜けて高い・・・とのこと。
彼らは平均的な成人よりもあらゆるジャンルの消費活動が盛んで、特に高級小売市場では最もお金を使う層となっているほか、ボランティア活動にもとっても熱心(平均的な成人より90%!!も多い)。
また、余暇の過ごし方でも、平均的な成人よりも、220%多く美術館、121%多くロックコンサート、114%多く演劇、44%多く動物園を楽しんでる・・・ということまで明らかに。
通常、企業の広告やマーケティングには、買ってくれそうな人々(=消費者グループ)にターゲットを絞る「ターゲット・マーケティング」の概念が基本となります。すべての人々にメッセージを届けるのはそもそも不可能ですし、お金もかかりますからね。例えば、子ども向け番組には、子ども達や子育て中の親が欲しくなるようなCMが流れる・・・という感じ。
ですから、スーパーグリニーズの方々は、多くの企業(=特に高級品を売る企業)にとって、絶対に外せない最も重要な消費者グループの1つ、ってことになるわけです。世の中に環境に配慮したロゴマークが急増加中なのも納得ですね。
高級品の上客で・・・ボランティア活動や文化的な余暇の過ごし方にも熱心世の中に環境に配慮したロゴマークが急増加中なのも納得、売れるからなんですね
〔ご参考〕
・
All About the Super Greenies (pdf):ニューヨークの消費者生活調査会社、Scarborough Research社による8/4の発表
・・・ってことは、環境に優しいイメージの強い「日本ブランド」や「日本文化」は、意識的にも無意識的にも、アメリカの高所得者や高学歴者からの支持が強くなる傾向がある・・・のかも??? このほか、日本の食文化・・・、具体的に言うと「すっかりアメリカに定着したお寿司のポジティブ・イメージ」も、アメリカの高所得者や高学歴者からの支持を高める効果があると思います。興味深いです。
※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。
「人気blogランキング」