

日本が世界の環境ブランド・ランキングを支配!?っていう
記事を発見。緑色の日の丸どーん(笑) 「日本ブランド」のPR記事かと思うほど。何やら、2011年版「ベスト・グローバル・グリーン・ブランド・ランキング」(
Best Global Green Brands Ranking)で、日系企業が大活躍なのだとか。

先日、世界最大のブランド・コンサルタント会社、インターブランド社(Interbrand)が発表した世界トップ50社の環境ブランド・ランキング。
その世界最高位はプリウスでお馴染み、日本のトヨタ。さすが。
高級外車での会場入りが当たり前だったアカデミー賞授賞式に、ハリウッドスター達がプリウスでくるようになった・・・と毎回
ニュースにもなるくらいですからね。「環境パーセプション(=生活者の認識)」と「環境パフォーマンス(=企業の活動)」から算出されたスコアで決定するこのランキング、日系企業では
7位ホンダ、10位パナソニックもトップ10入り。
でも、日本が「支配」(=dominate)って言うのはちょっと大げさな気が・・・。圧倒的多数は米系企業ですし、トップ50入りした日本の企業は6社(
18位ソニー、28位キャノン、43位任天堂)。ドイツの方が7社で1社多いんですけど。
それで、なんでこんな日の丸どーんな記事に? 別に日本政府が裏でゴリ押しとか、こんなマニアックな記事でやってるわけないし。うーむ。やっぱり、もともと日本のイメージが良いから?
自分のことだけじゃなくて、周りの人々や自然環境まで思いやり、気遣う日本の文化。そのポジティブなイメージは、あの震災後に寄り添い支えあう人々や、つい先日の「なでしこジャパン」の選手たちなども含め、日常的に海外の方々が知る日本人一人一人の姿を通じて、じわじわ、じわじわと世界中に広まっていますからね。
ちなみに、ゴリ押ししても短期的なファッドに終わるってのは、アメリカのマーケティング界では常識です。ポップカルチャーの影響力を活用する場合も、結局は見栄えとか上辺じゃなくて中身が重要。
レディ・ガガさんのコメントがいつも素晴らしいのは偶然じゃないんですよね。
あと、ポップカルチャーで思い出しましたが、日本ならではの「人間と自然の関係性」を、外国の方々にも分かりやすく伝えてる日本のポップカルチャーの例として、ナウシカやトトロとかありますね・・・。で、やっぱり、どちらも本質的なメッセージが深い。きっと外国の方々が見ても、あのトトロって何? うちの庭にもトトロがいたら素敵ねって感じになって、アニメやその背景にある日本文化にも、じわじわ、じわじわと魅了されていくのでしょう。
ベスト・グローバル・グリーン・ブランド・ランキング
トトロな女の子@NYアニメフェスティバル
〔ご参考〕
・
Best Global Green Brands Ranking:インターブランド公式サイト
ランキングそのものよりも、「ブランド・チャンネル」って名前のブランド・マーケティング専門情報サイトの記事が、日本の良いイメージ(=日本ブランド)をみんなに広めてくれる内容になってるのが非常に興味深いです。当然、記者さんはブランディングやマーケティングの専門家ですから、どうやって書いたらどんなメッセージが伝わるか重々承知したうえで、この記事書いてるわけでして、たぶん、かなり日本文化が好きな方なのでしょう。レディ・ガガさん訪日時にも書きましたが、日本国内の方々が想像している以上に、日本は世界の多くの方々に愛されていると思います。
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