

日本の福島原発の状況を背景に、アメリカでも急速に注目される「自然エネルギー」。この話題、日本では「同じ電力量なら、風力、地熱発電は原子力発電の約3倍、太陽光発電は約9倍のコストがかかる・・・」という
専門家のコメントが報じられたりすると、そこで話は終わりになっちゃうことが多いように感じます。

でも、アメリカでは、「
6千万人程のアメリカ人は、太陽光発電でも既存の電気代と競合可能なエリアに住んでいる」という報道も・・・。
さらに先月、
NYC Solar Mapという地図まで公開され
ニュースになってます。
これは、太陽光発電を導入しようか悩んでいる方のために、住所を入力するだけで屋上で太陽光発電やったら、どのくらい発電できるか分かる優れもの。ニューヨーク市立大学(City University of New York、略してCUNY)らの
研究成果の1つ。
このソーラー・マップ、一方的にデータを提供するのではなく、実際に太陽光発電を導入した方々が実証データを書き足せるようになってまして、みんなで使っていったら見積もり精度も上がる仕組み。インターネットの活用事例としても素晴らしいです。
〔ご参考〕
・
NYC Solar Map
あと、太陽光発電の最大の問題は、夜間や曇りの日など太陽が出てないときは発電できないってことですけれど、ギラギラと太陽の照りつける真夏の日中の冷房など、いわゆるピーク時電力を少しでも補えるだけで、電力システム全体のコストを結構セーブできるのだそうです。そういう背景(経済合理性)もちゃんとあるので、こういう研究が進められているのでしょうね。
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