3つ続けてニューヨークにできた新名所、
空中公園ハイラインの関連情報をお伝えしてきましたが、コレに限らずニューヨークでは、本当にいろんなところで新しい何かに遭遇します。普通の街角にも、アート、音楽、ダンス、ファッション、デザイン、ビジネスなど、なんでもありでクリエイティブな刺激いっぱい。
そんな環境にいると、なんとなくふと思い出すのが、この上の文章。New York Evening Post の元記者、リンカーン・ステファンズ(Lincoln Steffens)さんが1936年に書いたもの。
"
How to Get Ideas"(Jack foster著)という本の39ページで紹介されてまして、
Google Booksでもこの本の49ページまで読めますが、以下、特に最近改めて実感してる部分を書き残してみます。
Nothing is done. Everything in the world remains to be done or done over.
The greatest picture is not yet painted, the greatest play isn't written, the greatest poem is unsung. There isn't in all the world a perfect railroad, nor a good government, nor a sound law.
Physics, Mathematics, and especially the most advanced and exact of the sciences, are being fundamentally revised. Chemistry is just becoming a science; psychology, economics, and sociology are awaiting a Darwin, whose work in turn is awaiting an Einstein.
●以下、和訳
成し遂げられたものなんてまだ何もない。この世界にある全てが、(君に)いずれ成し遂げられるのを、あるいは、もっと優れたものに塗り替えられるのを待っている。
最高の絵画はまだ描かれていない。最高の演劇も生まれていなければ、最高の詩もまだ歌われてないさ。世界中探しても完璧な鉄道などなく、良い政府もありゃしないし、そもそも適切な法律すらない。
物理学や数学、そして特に最も先進的な科学ほど、今やその基礎となる知識が根底から覆されている。そうさ、化学は科学になろうとしている。心理学、経済学、社会学の分野では、ダーウィンのような人物の登場を待ち望んでいるが、一方でダーウィンの研究分野ではアインシュタインを待ち望んでいる。
以上です。
1936年と比べれば、世の中にはいろいろなモノが溢れて非常に便利な時代になりました。でも、リンカーン・ステファンズさんの残したこの文章、特に、"Nothing is done. Everything in the world remains to be done or done over."というフレーズは、いつの時代でも新しい未来を築いていこうとする人々の姿を見ていると、彼らの想いと重なってなんだかジーンと伝わってくるような気がします。
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