

ニューヨークで発行されてる日系フリーペーパーの中でも、独自の取材と企画が抜群に素晴らしい「
週刊ニューヨーク生活」さんの最新号で、とっても興味深い記事を発見!!! なんと、日本語の読めないニューヨーカーに日本の男性向けファッション雑誌が結構売れてるっていうんですよー。その雑誌の名前は、「フリー&イージー」( Free & Easy)?!

ニューヨークで一番大きな日系書店の紀伊国屋さんでは、「フリー&イージー」が男性誌売上げナンバーワン!!! しかも、「電話による問い合わせのほとんどはアメリカ人」なんですって!?
何かアメリカ向けにプロモーションとかやったのかな?と
「フリー&イージー」の公式サイト見てみたら、そんな気配は微塵もありません。ほぼ全て日本語。サイト中央部に、"Dear Readers"、"Managing editor:Minoru Onozato"(読者の皆様へ 編集長 小野里稔)と英語で書かれたリンク・ボタンはありますけど、クリックした
先のページは日本語オンリー。最新号の「55歳でアメリカンフットボールの現役復帰を狙ってみた・・・」って内容は、日本人よりアメリカ人にものすごくウケる気しますけど(笑)、英語なしです。
・・・ということは、この雑誌、完全に雑誌そのものの魅力だけでニューヨーカーに売れてるってことなのでしょうね。今年3月24日付のニューヨーク・タイムズの
記事でも「
ファッションデザイナーのラルフ・ローレンが同誌から発想の影響を受けている<※訂正>ファッションデザイナーのラルフ・ローレンから発想の影響を受けている雑誌・・・」と紹介されてますので、たぶん、その影響は少なからずあると思いますけど、もともと雑誌自体に魅力がないとこういう記事も出ないわけですし。すごいなー。
ニューヨーク・タイムズの当該記事【※追記です】
ツイートの方で重要情報のご指摘、@yts さん本当にどうもありがとうございます!!! さっそく、ニューヨーク・タイムズの当該記事をよく読みなおしてみたら「ラルフ・ローレンさんがフリー&イージーから影響を受けてる」のではなく、その真逆で、「フリー&イージーがラルフ・ローレンさんから影響を受けている」が正しい和訳です。
日本の雑誌が好意的に受け止められてるポジティブな内容で、わーすごいなーという先入観があったためか、ぜんぜん気づかなくてすみません。さらにアトガキの方も「誰もが」を「数名は」に訂正します(原文はseveral American fashion designers, buyers and stylists she has met in New York have been familiar with it)。春頃からこの誤訳が出回ってるそうです。情報どうもありがとうございます。すると気になるのはなんでこの雑誌がニューヨークで売れてるのか?ですね・・・。以上、取り急ぎご報告まで。
〔ご参考〕
・
フリー&イージー( Free & Easy):公式サイト
・
週刊ニューヨーク生活:公式サイト
日本語読めないアメリカ人が日本語の雑誌を定期購読してるとは興味深いです。中学校から英語習ってる日本人が英語の雑誌とるのとは前提が大きく違いますし、なんとなくニューヨークっぽい気もします。ニューヨーク・タイムズは「ニューヨークで出会ったアメリカ人のファッションデザイナー、バイヤー、スタイリストたちは誰もが<※訂正>の数名は『フリー&イージー』のことを知っていた」なんて報じてますけど、みんな、「コレ、何て書いてあるんだろう?」とか気にならないんでしょうかね?
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