7歳の少女の天使の歌声 に続き、4歳の天才アーティスト、アリータ・アンドレちゃん(Aelita Andre)のお話。6月4日~25日までニューヨークのギャラリーで個展(
The Prodigy of Color )を開催します。すでに2歳前後から彼女の作品は世界各地で高い評価を受けてますが、オーストラリア在住のアリータちゃんにとって、今回が初のニューヨーク個展なのだとか。
作風は、コンテンポラリー・アートの抽象画。素人には、子どもの単なる落書きと(実際、子どもが描いてますし)、何が違うのか分かり難いかもしれません。
でも、世界各国のアートの専門家からは、彼女の「オートマティズム」(automatism)や「アクシデンタリズム」(accidentalism)の技術やセンスに大絶賛の声が寄せられてます。
さらにすごいことに、Aelitaちゃんの作品は、コンテンポラリー・アートとしての「抽象画」や「抽象表現」を世界に最初に認めさせた巨匠に通じる技術やセンスがあるらしいのです。その巨匠とは、アメリカ人アーティストのジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)さん。実際、「ジャクソン・ポロックの生まれ変わり」と呼ぶメディアもいるほどなんですよー。
あ、でも、たぶん、ジャクソン・ポロックさんを知らないと、アリータちゃんのすごさもよく分からないですよね。 ニューヨーク近代美術館(MoMa)のサイトにいくと、ジャクソン・ポロックさんとその技法の歴史的意義を説明するビデオ(
The Painting Techniques of Jackson Pollock )があるので、ご興味のある方はどうぞ。
・・・というか、とても有名な方(&技法)なので、一般教養として知っておいた方が良いかも?どういうのかというと、キャンバスを床におき、画材に限らず様々な道具を使って、いろいろな動き(アクション・ペインティングといって、制作風景をビデオに録画してそれ自体がアート作品になったり・・・)で描くという感じです。
これが、過去のアートの概念、形式、作法などを覆し、その後の世界中の芸術家やデザイナーはもちろん、パフォーミング・アーツの世界にも影響を与えたそうな・・・。うーん、確かに、いろいろなところでこういう破天荒な作品?って感じの見かけますけど、ジャクソンさんが元祖なんですね。日本でも、「書道パフォーマンス」ってのが近年普及していて、高校生の全国大会まであったりしますが、あのアイデアも起源をたどるとジャクソンさんの影響あるかも?
その他、オンライン上で「
ジャクソン・ポロックさんのような抽象画を描けるサイト 」まであったりします。マウスを動かし、クリックだけで、とてもお手軽に抽象画を描く体験を楽しめるんですよ。で、下の絵みたいのがすぐ描けるんです。
ジャクソン・ポロックさんのような抽象画を描けるサイト 、面白いです
VIDEO
Aelitaちゃんの作品制作風景
〔ご参考〕
・
The Prodigy of Color: Aelita Andre / a Solo Exhibition : Agora Gallery公式サイト
・
www.aelitaandreart.com : Aelita Andreちゃん公式サイト
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