ニューヨーク交通局が、ユーモア溢れる「デジタル交通標識」を新たに導入すると発表し話題になってます。どんな標識かというと、ガイコツ(笑)。時速30マイル(=約48キロ)の制限速度をもっと知ってもらうため、このデジタル標識に時速30マイル以上で近づいてくると、歩行者のサインがガイコツに変わるそうです。遊び心たっぷり。しかも、確かに分かりやすいです。
いったい誰が考えたのでしょう?案外、企画担当者さんの子どものアイデアだったりして(笑)。でも、こういうユニークなアイデアを実際にやっちゃうところが、いかにもニューヨークっぽいですよね。
英語が分からない人でも、目の前の標識がガイコツになったらスピード落とすでしょうし、グローバル対応もバッチリ。シンプルなわりによく考えられてます。
いろんな情報が飛び交う現代社会では、何かのメッセージを広く多くの人々に伝えることは簡単じゃありません。大事なことでも大量の情報に埋もれてしまうことはよくあるわけで、どうしたらいいの?と日夜考えてる方は、広告・マーケティング業界の方々に関わらずたくさんいらっしゃることでしょう。・・・なので、特に大きな追加コストをかけず、アイデア一つでメッセージを広く伝えることに成功したこのガイコツ標識は、結構、そういう皆さんの参考になるんじゃないかなと思います。
以下、これとあわせて登場した制限速度に関するCM。こちらもユニークな仕上がりになってます。
〔ご参考〕
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New Yorkers Know it All…Except the Speed Limit
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世界の歩行者用信号機の「青」マークを集めたアート?:過去ログ、もともとこういう標識への関心が高いようです
CMはこの他2本、公式サイト上でも公開されてますが、これだけ見ても制限速度を守ろうっていうメッセージは殆ど伝わらない気がします。メディアの取り上げぶりも、やっぱり、このガイコツ標識に集中。「制限速度を守らないと危ないよ!」っていう本来伝えたいメッセージもちゃんと伝わるし、これを考え出した方は本当にすごいアイデアマンだと思います。
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