

子ども達の笑顔広がるファミリー・フェスティバル。
前回お伝えした14歳の少年、ブルックくんが作った9・11テロのドキュメンタリー映画を上映した会場のすぐ近くで、この日、こんなストリート・フェアもやってました。これも、トライベッカ映画祭(Tribeca Film Festival)の恒例イベントの1つ。歩行者天国になった道沿いに、クラフト・コーナーやスポーツ・コーナーなどがい~っぱい!

トライベッカ映画祭とは、あの9・11テロ事件の後、「もはやニューヨークはかつての姿を取り戻せないかもしれない・・・」という悲痛な声も聞こえる中、ニューヨーク出身の俳優のロバート・デ・ニーロさんらが中心になって、ニューヨークの経済と文化の再生を目的に立ち上げた特別な国際映画祭です。
ロバート・デ・ニーロさんの生まれ育ったトライベッカ(マンハッタンのエリアの名称)は、あのワールドトレードセンターのすぐ北側。
経済的にも、精神的にも深い傷を負ったこの地域と、ここに住む方々(子どもたちも)を支え続けて、今年で10年目を迎えました。
だから、普通の映画祭とは違って、家族みんなで楽しめる催し物がいっぱい登場するんですね。また、
公式サイトによると、これまでに、
80カ国から参加した1200本を超える映画作品が上映され、6億6千万ドルもの経済効果をニューヨーク市にもたらしているとのこと。

一般的に、被災地復興にはいろいろな活動がありますが、傷ついた子ども達のために大人たちが協力して、こんなイベントを開いちゃうって発想に、強い感銘を受けます。
大人が大人のことばかり考えていたら、こんなイベント、できっこないですよね。また、道沿いに出ているテントでは、子ども達も一緒に手伝ってるところも結構たくさん見かけます。
子どもたちを守り、支えるために行動するお父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんなど、そんな大人たちの姿を見て、子どもたちも、自分より小さな子どもたちのために自然に行動するようになるのですね。素晴らしい!!! こうしたことの積み重ねによって、本当にみんなで協力して、みんなで一緒にコミュニティを作っていくことができるのでしょう。
絵本から飛び出してきたようなキャラクター
賑わうフェスティバル
フェイスペインティング
シャボン玉遊び
ラバーダックすくい
クラフト・コーナー
大賑わい
ねんどのクラフト・コーナーも
各種パフォーマンスも
映画祭ということで無料ポップコーンも配布
プロ・アイス・ホッケーチームの提供するホッケー
アメフト
テニス
パターゴルフ、子ども達も手伝ってます
バスケ
コンサートや
ダンスのショーも
こんな自由の女神様もいました〔ご参考〕
・
www.tribecafilm.com/:トライベッカ・フィルム・フェスティバル公式
〔関連過去ログ〕
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14歳の少年が作った9・11テロのドキュメンタリー映画から学ぶ精神的ショックからの立ち直り方[2011-05-02]
・
トライベッカ映画祭のストリート・フェア[2010-05-05]
・
ダンボールの秘密基地と遊びの天才たち[2010-05-06]
・
スポーツ天国ニューヨーク![2010-05-07]
・
トライベッカ・フィルム・フェスティバルを無料で垣間見る方法[2010-05-03]
日本の震災からの復興はもちろん、日本全国で地域活性化を考える自治体関係者の方々に、少しでもご参考になればと思います。なお、もちろん映画祭ですから、トライベッカ地区を中心に、期間中、毎年十数か所の映画館で100本を超える映画を上映してまして、新しい才能を発掘する場にもなってます。もともとニューヨークは世界的な映画の街の1つでもありますし、地域の特色を活かしたアイデアなのです。ご興味のある方はぜひ一度実際にこの場の雰囲気を体験されると新たな発見もいろいろあるでしょう。 ※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」