

バレンタイン直前の今、ソーシャル・メディア(social media)の活用例として話題になってるのがコレ、
"Should Barbie take Ken back?" (バービーはケンと復縁すべきか?)。ニューヨークの街角にはご覧のようなポスターも出てまして、Facebook、Twitter、Youtubeなどのソーシャル・メディアをフル活用したユニークなキャンペーンが展開中。

2004年に、それまで43年間!?お付き合いしていたボーイフレンドのケンくんと別れてたバービーちゃんが、冷却期間を経た今、復縁すべきか?をネット投票で決めるんだとか(笑)。
もともと小さな女の子が遊ぶお人形さんだったのに、こうなってくると、もはやターゲットとしてる消費者層は謎です。それだけバービーちゃんがアメリカ文化の一部になってるということ? デジタル・メディアの専門家によると、
『誰でも知ってる身近なブランドやキャラクターやコンテンツは、ソーシャル・メディアを活用することで(=消費者がソーシャル・メディアを使って参加したくなる話題を提供することで)、そのイメージをさらに強めたり、幅広く普及できたり、発展させて新しい何かを生み出しやすくなってきた・・・』ということなんだとか。

「バービーはケンと復縁すべきか?」の
投票用の公式サイトには、TwitterやFacebookなどのソーシャル・メディアへのリンクがあり、
ケンくんのFacebookページには、実写版のケンくんを探すリアリティ・ショーのテレビ番組(
Genuine Ken: 2011年1月18日からHuluで放送中)?!の紹介まで。
つまり、ソーシャル・メディアで話題にしたくなるような「ネタ」を続々と投入してるんですね。おそらく、10代後半~20代前半のバービー人形で遊んで育った若い女性層(将来、お母さんになる層)や、さらに、実際に小さな女の子のいる20代~30代のお母さんとかがメイン・ターゲット・・・。
インターネットが社会に与える影響については、長年、いろいろ議論されてきましたが、誰でも手軽に使えるソーシャル・メディアが普及したことで、これまでと違う新しい状況が展開しはじめているのかもしれません。
ケンくんは復縁したいみたいです
「どうして全ての男性がケンみたくなれないの?」
バービーちゃんも悩んでる?
〔ご参考〕
・
www.barbiemedia.com:バービーの歴史など
・
Mattel digital campaign: Barbie and Ken reunite?[2011/2/5 USA TODAY]
・
Ken trying to woo back Barbie just in time for Valentine's Day after scandalous 2004 split[2011/2/5 Daily News]
・
Are Barbie and Ken Destined to Reunite?[2011/2/6 FoxNews]
・
Marketers use social media for Valentine promotions [2011/2/11 USA TODAY]
・
Love is in the Air This Valentine’s Day, According to NRF[2011/1/27 National Retail Federation]
こないだWhyのお話のときに紹介したバービーちゃんのTシャツ、どういう意味かよく分からなかった方、こういう背景があったんですよー。まぁ、それにしても、確かにFacebookやTwitterやYoutubeなどのソーシャル・メディアが普及してなかったら、こういうキャンペーンは成立しないでしょうから、興味深い新しいトレンドだと思います。
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