「失敗しても大丈夫って思うのが、失敗しない最良の方法」っていう興味深い記事を1つ。雑誌サイコロジー・トゥデイ(Psychology Today)のウェブサイトで連載してる
Heidi Grant Halvorson博士の2/1のブログより。昔から「失敗は成功のもと」って言いますが、心理学的にも正しいみたい?
特に、「はじめてやること」や「本当に難しいこと」だと、ついつい失敗ししないように・・・って思いがちですが、
失敗しないようにすると新しい挑戦へ向かう熱意とかやる気が出にくくなるんだとか。(we greet new challenges with so little enthusiasm.)。
じゃぁ、どうしたらいいのかって言うと、
「失敗しても大丈夫って思うのが、失敗しない最良の方法」なのだそうです。もちろん、適当でいいってわけじゃありません。最大限の努力をしてベストを尽くすけど、心のあり方としては「大丈夫」って思うことが本当に「大丈夫」な結果を導いてくれるそうです。そのために、以下の3つのステップも。
Step 1: Start by embracing the fact that when something is difficult and unfamiliar, you will need some time to really get a handle on it. You may make some mistakes, and that's ok.
ステップ1:難しいことや不慣れなことができるようになるには、そもそも時間かかるに決まってると割り切る。まず、失敗しても大丈夫と思うこと。
Step 2: Remember to ask for help when you run into trouble. Needing help doesn't mean you aren't capable - in fact, the opposite is true. Only the very foolish believe they can do everything on their own.
ステップ2:困ったら助けてもらおう。助けてもらうのは、能力がないってことじゃありません。むしろ事実は逆(=できる人ほど助けてもらうのが上手)。自分で全部やろうとするのはとても愚かな人たちだけです。
Step 3: Try not to compare yourself to other people - instead, compare your performance today to your performance yesterday. Focusing on getting better means always thinking in terms of progress, not perfection.
ステップ3:自分を他の人たちと比較しないこと!!! その代わり、昨日と今日の自分を比べましょう。良くなってる部分に目を向ければ、「完璧」にやろうって発想じゃなくて、「いかに成長してるか」って視点で考えられるようになりますよ。
さすが心理学の博士ですね。ちょうどこれから春に向けて、卒業、新入学、入社シーズンになりますので、この内容が参考になる方も多いかもしれません。あと、こないだ書いた「
サッカー日本代表から学ぶ、アウェイでの戦い方」内で触れた「すぐに上手くやろうと焦ったり、悲観しない・・・」っていう内容、同じようなこと書いてますが、心理学的にも正しいってことなのでしょうね。いろいろ勉強になります。
【追記】
この記事は、次の「
ボランティア・メンター制度が社会全体にもたらす前向きな雰囲気」へ続きます。
もうだいぶ昔になりますが、"The importance of making mistakes and having dreams"(失敗することと、夢を持つことの大切さ)っていうタイトルのスピーチを語学学校時代に作ったこともありまして、そういう意味でも、この情報はとても興味深いです。
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