遅ればせながら、サッカー・アジアカップの日本対カタール戦を観ました。今のサッカー日本代表の中心世代は、長らく成果が出なくて「谷間の世代」とか「谷底の世代」と言われてた苦労人集団なのだそうですが、この試合、どんな逆境にも諦めず逆転勝利!!! まさにサムライって感じで、いろいろ考えさせられました。
まず簡単に状況を説明すると、カタールは今回のアジア・カップの開催国で、国家をあげて選手を補強し、審判もカタール寄りと言われる完全なアウェイ。
試合は1-1の緊迫した展開から、後半18分に日本の選手が一人退場後、追加点を奪われ2-1。一人少ない人数で、約30分間に最低2点取らないと勝てないっていう本当に厳しい状況に・・・。
でも、キャプテンの長谷部選手を中心に選手達は諦めず気迫のプレイ! 倒されても倒されても前へと攻め、本田選手、長谷部選手からのパスを受けた香川選手がスーパープレイを連発し、劇的な逆転勝利となりました。
早速、ネット上にファンや専門家の方々から試合の感想が出てまして、技術的なお話の他に、選手達の精神力の強さ、そして、少しずつ積み上げてきた
『国際試合での経験値』(選手が子どもの頃から観てきた分も含めて)の高さ、など、興味深い指摘もいろいろ。
特に、『国際試合での経験値』って意味が深いと思います。だって、これサッカーに限らないですから。
旅行でもお仕事でも日本から海外に行けば、そこは大抵「アウェイ」です。文化や慣習、ライフスタイルの違いから、日本で当たり前なことが通用しないことも珍しくありません。
また、別に日本にいても、入学や就職や引越し(特に地方から都会へ上京とか)などで、「アウェイ」って感じの全く新しい世界へ入ることありますよね。
そういうとき、どうしたらいいのか?
この日本代表を模範にするなら、例え谷間や谷底と言われても、すぐに上手くやろうと焦ったり、悲観しないってことかなと思います。そもそも不慣れな「アウェイ」なんですし、成果が出なくても、失敗しても、まずはコツコツ経験を積もうっていう意識と、何がなんでも諦めないっていう信念を持ち続けることが、私たちが思っている以上に重要なのかも。
他の例を思い浮かべても、早くからチヤホヤされるより、何かしら下積み期間があっていろいろと鍛えられた方が、後々、何かと良さそうですし・・・。それに、もしなかなか上手くいかなくても、コツコツ努力する姿を観てる人は必ずどこかにいるもので、たとえ完全なアウェイでも応援してくれる人が現れたりするんですよね。
先入観の影響もあるかもしれませんけど、長谷部選手とか今の代表選手のインタビュー見てると長年の下積みが実ったという印象を強く受けます。昔のサッカー日本代表とは違う雰囲気というか、オーラというか・・・。あと、ネットの情報で知れる範囲ですけど、日本の芸能界でも、嵐とか、Perfumeとか、AKB48とか、漫才師のオードリーとか、わりと下積みの長かった方々の方が、後々、大きく飛躍する現象って最近特に多いような気がします。ちょっと不思議。そういう時代なのかもしれません。
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