先日、ニューヨークのローカル紙に掲載された『
人間は加齢とともにますますクリエイティブになるんだよー』って記事をお伝えしましたが、今度は、ニューズウィーク(Newsweek)の1月10日&17日号で「君はより良い脳を作れる?」("
Can you make a better brain?")って特集を見つけました。相変わらず、脳関係の新発見がいろいろ出てきてます。
それによると、脳に一番良いのは、適度な有酸素運動とのこと。それに加えて、精神的なトレーニングに瞑想(meditation)や、ビデオゲーム(videogames)が効果あるんだとか。
昨年、「
歩くことで脳が縮むのを防ぐ(=脳の老化を防止する)」って話題になってましたが、運動の効果はどうやらもっとすごいらしいです。
なんと、
1年間、運動を続けると、記憶力や計画力や思考力などが向上して、70歳でも30歳と同じくらいの脳に若返るんですって!!! えー、本当に?!って感じですけど、でも、「人間の脳は加齢とともにクリエイティブになる」ってことなどあわせて考えると納得。実際、年齢をまったく感じさせないご高齢の方々もいっぱい増えてますし、こういう科学的に証明された新事実が続々と明らかになってくると、私たちのライフスタイルも今後いろいろ変わってくるような気がします。
また、別件ですが、
1月13日の琉球新聞によりますと、沖縄科学技術研究基盤整備機構が、
『おあずけ状態の脳内では神経伝達物質の「セロトニン」が活発に放出される』という世界初の新発見をしたんだとか!!!
「セロトニン」とは、「精神安定」や「感情制御」を担う脳内神経伝達物質。ドーパミン(喜び)、ノルアドレナリン(恐れ)などの情報をコントロールしてて、不足すると「不眠症」や「神経症」や「うつ病」等になりやすくなる?!のだとか。
今回の発見では、『どれだけ辛抱強く待つか、諦めるかの制御もセロトニン次第』、つまり、
『セロトニンが低下すると、遅れて得られる大きな報酬より、目先の小さな報酬を選ぶ傾向が強まる』ってことまで新たに分かったのだそうです。
なんか、「精神安定」や「感情制御」だけじゃなくて、人間の「忍耐力」や「長期的な計画力」にも関係してくるだなんて、スゴイ発見ですよね。じゃぁ、どうしたら脳内の「セロトニン」を増やせるの???っていうと、よく言われているのは『日光を浴びること』。極めて重要な機能のわりに(だからこそ?)、結構お手軽に増やせるみたい。ちょっと嬉しいです。ポカポカとしたお日様の光を浴びるのはなんとなく気持ち良いってだけじゃなくて、実際、脳にも良いことなんですね。
セロトニンの論文は"The Journal of Neuroscience"にも掲載
脳関係、本当にいろいろ興味深い発見が相次いでいます。そういえば、ニューヨークにある自然史博物館人間の脳の特別展っていうのを昨年11月から今年の8月半ばまで開催中。脳の特別展だなんて、どんな内容なのでしょう?やってる間にもどんどん新発見が出ちゃってますけど、面白そうなのでそのうち行ってみたいです。
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