ニューヨークには日本みたいな”コンビニ”がありません。代わりに街角には「デリ」と呼ばれる飲食料小売店が沢山あります。大半が個人経営。お店によって品揃えが違い、個性豊かで面白いのですが、総じて品揃えは日本の”コンビニ”に遠く及びません。
「ちょっと”コンビニ”で買ってこよっ」という日本で慣れ親しんだ生活感覚そのままでは、結局、買いたいものが見つからず不便な思いをします。日本にいる方にとって”コンビニ”の役割は大きく、
「ちょっと”コンビニ"で・・・」は無意識のうちに身についた生活感覚。思い通りに事が進まないと、その分、動揺も大きいものでしょう。特に、旅行でいらした場合はこちらの生活感覚に慣れるまでの時間もないため注意が必要です。
実は、これ昨日書いたテレビのチャンネルと似たような状況なのです。日本でテレビ局と言えば、多彩な内容を全てカバーする全国放送のTV局を思い浮かべますが、アメリカでは無数にある専門チャンネルをイメージする傾向にあります。映画の話題ならHBOとかです。つまり、多彩な商品を一手に取り揃える
”コンビニ”の代わりに、それぞれ専門の小売店がいっぱいあるという仕組みになっています。だから、買いたいものによってぞれぞれの専門のお店に行くわけなのです。
例えば、朝、会社に行く途中で「ちょっと”コンビニ”でジュースとパンでも買おうかな」というシチュエーションなら、
ストリート・ベンダーへゴー!
ストリート・ベンダーにも色々ありますが、写真のようなボックス型のお店に行くと、ドーナツ、べーグル、コーヒーなどを購入できます。小さなお店ですが、案外、いろいろな種類のパン系の食品を売っていて値段も格安!
このベンダーでは、レギュラーサイズの
コーヒー1カップとドーナツ1個がセットで1ドル。お味は格別に美味しいってことはありませんが、手軽に買えて便利なことは間違いなし。また、ホットドックとかだと美味しくて行列のできるベンダーもいます。
日本ではコンビニのない生活なんて、本当に考えられないですもんねー。そういうちょっとしたところで文化の差というか、生活習慣の差を強く感じたりします。でも、慣れてくるといろいろバリエーションのあるこっちの方が面白く感じてくるかも?みなさんはいかがでしょう。
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