今の時代、教育がどれほど重要かとか、日米の教育の違いについて調べてたら、興味深いデータを発見しました。 UniversumのIDEAL™ Employer Survey。これ、要するに学生就職人気企業ランキング。過去10年くらい続いてる調査で、今年は世界30カ国の1,400の大学の300,000人の大学生が対象になってるんだとか。
大学生の就職人気企業ランキングには今の世の中が反映されますが、アメリカで実施されたこの調査結果を見てみると、総合ランキングの9位に"Teach for America"っていう名前がランクインしています。
"Teach for America"って何?って感じの方も多いと思いますが、これは1990年に設立された低所得者層にも充実した教育を提供しようというNPO団体。2010年には全米39箇所で50万人もの生徒に影響を与えてるそうで、現在、なんと8,200人もメンバーがいるという巨大教育NPO。
就職人気企業ランキングのトップ10に、「教育」関連が入ってるということも驚きですが、しかも、それが「NPO(非営利団体)」ってことでさらにビックリですよね。さらに大学生の専攻別ランキングも公表されてまして、いわゆる日本の文系にあたる"Humanities/Liveral Arts"では、なーんと、"Teach for America"が1位になってます。
〔ご参考〕
・
http://www.teachforamerica.org:Teach for America公式サイト
・
UniversumのIDEAL™ Employer Survey:公式サイトの米国大学生データのページ
・
Universum’s IDEAL™ Employer Survey:当該データまとめサイト
21世紀に入ってかれこれもう10年。「情報化」と「グローバル化」で世の中はどんどん変わってきてる気がします。こうなってくると、子ども達に何を教えるかがこれまで以上に未来を決める重要な要素になってくるのでしょう。いろいろ問題も指摘されてますが、今のアメリカでは教育に対する意識がずいぶん日本とは違うみたいです。
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