先週末あったハロウィン。ニューヨークには世界最大のハロウィン・パレードのほか、市内各所での様々なイベントや、ご家庭でのパーティなど、関連行事がいっぱい。子ども、大人、ペットまで仮装するってことで、土曜日には仮装グッズ屋さんに長い行列まで登場してまして、不況とは思えないほどの盛り上がりっぷりに･･･。
そう、ハロウィンの経済効果って結構あるんです。米国最大の小売業協会、National Retail Federation（全米小売業協会、略してNRF）の
関連レポートによると、
2010年のハロウィン関係支出は58億ドル（4,640億円、1ドル＝80円換算）に。不況直撃の昨年を上回り、2008年水準に戻る見込み。
ハロウィンだけで58億ドルも?!って感じですが、デコレーションやキャンディー等への支出も含め、一人当たり平均66ドル（5,280円、1ドル＝80円換算）なら妥当？
仮装グッズ屋さんとかで、こった仮装や、パーティグッズやデコレーションを買えば66ドルはすぐにオーバーしますし、お子さんのいるご家庭では思い出に残る家族行事にしよう!ってことでもっとかけてる気がしますがが、まぁ、あくまで全米平均ということなのでしょう。
さらにこのレポートには
興味深いリサーチ・データも。
いくつか挙げると、72.2％が"Trick or Treat"用のお菓子をあげる（前年比+1％）、50.1％が家をハロウィン用に飾り付ける（前年比+2.8％）、33.3％がパーティを開く（前年比+3.1％）･･･など等。まさに国民行事の１つということがよく分かりますね。
そして注目は、仮装人気の拡大ぶり。
「仮装する人」が前年の33.4％から40.1％へ増えてます。でも10人中3人仮装してたのが4人になったという話なので、まぁ、これも驚くほどじゃないというか、そこまで行くと今後もっと増えそうな気がします。また、昨年なかった新項目として、「ペットに仮装させる人、11.5％」も今回から調査対象に追加。ワンちゃんや猫ちゃん用のグッズも増えてますからね。伝統的なイベントにおける新しいトレンド、いろいろ興味深いです。
あと、2010年の仮装のトレンドをまとめた
NRFの別レポートによると、映画の影響で、今年の仮装は「トイストーリー」や「不思議の国のアリス」が増加。さらに人気仮装ランキングも、大人、子ども、ペットそれぞれのトップ10を発表!!! ハロウィンって言っても、子どものトップはお姫様なんですね。5位もディズニーのお姫様ですし（笑）。かわいいー。
全米小売業協会によるハロウィンのTop Costumes for 2010
今年増えてた不思議の国のアリスのグループ
〔ご参考〕
・
National Retail Federation
さすがアメリカ、ハロウィン関連情報もいろいろあって興味深いです。例えば、人気仮装ランキング、子どもの10位に入ってるスターウォーズ・キャラってすごいですよね。スターウォーズはアメリカ文化の一部。しかも子どもが着てみたいって賛成するってことは、次世代もスターウォーズ見てるってことですからね。で、スターウォーズの仮装っていったらもっぱらジェダイですから、ジェダイのもとは日本のサムライで･･･って考えてみると、なんかすごいなと思います。
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