

NYアニフェス&コミコン(NYAF/ NYCC)の最大の見所の1つと言えば、アーティスト・アレイ(Artist Alley)。"Alley"とは「路地」の意味。つまり、アーティスト(=ここでは大半が漫画家さん)ご本人が机やブースを並べて路地のようになってる場所のこと。お気に入りの先生に直接会えたり、サインしてもらったり、キャラクターを描いてもらったりできるんです。

この手のイベントでは、東海岸最大規模ってだけあって、大小様々なコミック出版社やネット等でも活躍する漫画家さんがいっぱい。その数、なんと総勢300名!? もちろんアメリカン・コミックがメインですが、有名な先生も参加してるんだとか。
日本の週刊マンガ雑誌みたいにメジャーな媒体がないのに、アメリカにもそんなに漫画家さんいるんですね!!! 彼らの作品は公式サイトの
アーティスト・アレイのコーナーで見れるようになってます。

いろんな作品が見れるので絵が好きな方はここだけでも結構面白いですよ。アメコミって写実的なのが多くて、もうこれ写真じゃないの?って思うほど上手な人も。アーティスト・アレイっていうだけあって、このコーナーには基本的に絵が上手い人が多いのかも?

写実的じゃなくても右の
Gus Finkさんとか、味のあるユニークな画風の作品などマンガというより美術館に飾ってあるアートっぽい作品も多い気がします。さすがアーティスト・アレイ。
また、さらにこのイベントでは、アーティスト・アレイではない他のエリア(出版社や書店の集まるエリア)にも漫画家さんたちが登場し、ファンと触れ合う機会を提供しています。

書店エリアでたまたま発見したのが、この"Cyanide and Happiness"のブース。これは、
Explosm.netで2005年1月からほぼ毎日更新してるある意味伝説のウェブコミック。
棒人間がキャラクターという画力のなさで、内容もくだらない、オチもない、すべる話満載という本当に小学生が描いたんじゃないかっていうマンガなんですけど、MyspaceやLiveJournalなどのSNSや、掲示板サイトの4chanによく登場するそうで、2006年11月には1日100万ヒットを突破。本も出版されているという極めて変わったヒット作品です。
Happinessというわりにぜんぜんハッピーじゃなくむしろダーク。とにかく画質もストーリー構成も、日本でマジメに漫画家になろうと思ってる人が見たら怒り出しそうなレベルなんですけど、ご参考まで。その驚愕の画力、ちょうど現場でキャラクターを描いてたので、以下、ビデオでお届けします。
ふざけてるワケではありません、こういうキャラなんです
いろんな漫画家さんが勢ぞろい
大手出版社のマーベルの大御所も
〔ご参考〕
・
www.newyorkcomiccon.com/en/NYCC/Artist-Alley/:公式サイトのアーティスト・アレイのコーナー
【NYアニフェス&コミコン(NYAF/ NYCC)特集】
・
New York Comic Con 2010が開幕
・
NYアニフェス&コミコンに初参加の初音ミクさん、大注目に!!!
・
NYアニフェス&コミコン初参加の「けいおん!」、マイケルのBeat Itダンスを踊る
・
レゴブロック・アーティスト、Nathan SawayaさんのThe Art of The Brick
・
NY Comic Con参加漫画家さんの作風から感じるアメリカの多様性
・
NYアニフェス&コミコンでお会いしたGus Finkさん
・
NYアニフェス&コミコンで見つけたお寿司ぬいぐるみ Stuffed Sushi
・
NYアニフェス&コミコンで体感するインターネットの影響力
メイン・キャラクターが棒人間のヒット漫画って・・・(笑)。写実的な作品とか、味のあるユニークな作品などを見てまわった後だったので、"Cyanide and Happiness"のブース見つけたときは結構大きなカルチャー・ショック受けました。いやー、アメリカって本当に多様な価値観が共存してる国ですね。
※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。
「人気blogランキング」